フランスの10月の【気温】気候と天気に合った【服装】を出発前に確認

みなさん、10月の予定はもう決まりましたか？

10月にはスポーツの日があり、一回だけですが祝日があり3連休になる方も多いことでしょうね。

スポーツの日は10月の第2月曜日と決められていますので、毎年10月上旬から中旬頃になります。

このような秋の時期の連休を上手に利用して、海外旅行へ出かける機会もあるかもしれませんね。

その一つの選択肢としてフランス旅行はいかがでしょうか？残暑が厳しい日本を離れ、秋を一足早く迎えるフランスの旅行を計画してみるのも楽しいでしょう。

フランスの10月の気温は何度くらい？
フランスの10月の天気は良いの？悪いの？
フランスの10月の気候は暖かいの？寒いの？
10月にはフランスでは雨の状況はどう？
10月のフランス旅行の服装はどうしたらいい？
10月のフランス旅行での注意点は何？

10月にフランス旅行を予定している方は上記のような疑問を持っている方もいるのではないでしょうか？

そこで、以下では10月の秋の時期のフランスの気温、天気、気候、天候、旅行時の服装と準備、この時期のフランスのイベントや旅行情報をご紹介します。

フランスの10月の気候
フランスの10月の気温
フランスの10月の気温の推移
フランスの10月の服装
フランスの10月の行事と旅行情報

フランスの10月の気候

フランス北部：西岸海洋性気候
フランス南部：地中海性気候
フランス高地：冷帯湿潤気候

フランスの気候区分は上記の通りで大きく3つに区分されます。

それでは、フランスの10月の気候はどんな感じなのか？

実は、フランスの緯度は北海道の函館から樺太の北部辺りに相当するくらい緯度が高いことをご存知ですか？

一方で、北大西洋から入り込むイギリス海峡の海流や地中海の海流あるいはモンスーンの影響を受けています。

そのため、緯度が高い割にはフランスの秋の時期は比較的温暖で日本と比べると秋の時期が比較的長いのが特徴です。

日本では10月の秋の時期はまだまだ残暑が厳しく、年によっては秋が深まるのが遅いのが特徴ですが、フランス（南仏除く）では緯度が高いため9月になると直ぐに秋の気配を感じるようになります。

そして、フランスの10月は気候が良い時期になるため、一年の内でも最も快適に過ごすことができる季節でもあります。

そのため、東京から北フランスへ旅行へ向かう場合は秋にしては少し涼しく感じることも多いでしょう。

それでは、以下では旅行時に注意したいことを含め、10月のフランス主要な各都市の気温と降水量、旅行時の服装を簡単に案内しましょう。

フランスの10月の気温

フランスの年間の平均気温

上のグラフはパリ、リヨン、ニース、ボルドー、リールの月別の平均気温の一年間の推移を示しています。

また、フランスと日本の気温の違いが分かるように、東京の月別平均気温を併せて、フランスの各都市と東京の気温を比較しています。

ご覧の通り、年間を通して気温を見ると、東京の方がやや高いですが、冬には南仏の都市は気温が比較的高くなっていることが分かりますね。

フランスの雨の状況

フランスの雨の状況はどうでしょうか？一例としてパリの雨の状況で解説します。

グラフはパリの月別の降水量を示しており、日本との雨の状況の違いが分かりやすいように、東京の降水量と比較しています。

フランスのパリの降水量は東京と比べると、年間を通して、比較的少ないことがよく分かりますね。

フランスの10月の最高気温・平均気温・最低気温、降水量の統計データ

10月	パリ	リヨン	ニース	ボルドー	リール	東京
最高気温	16.4	17.1	21.1	19.8	15.4	21.5
平均気温	12.1	13.1	16.9	14.3	11.5	17.5
最低気温	8.4	9.3	14.5	10.2	8.3	14.2
降水量	58	93	131	93	65	198

フランスの10月の気温と降水量の特徴

フランスの10月の最高気温は15度～21度程度
フランスの10月の最低気温は8度～14.5度程度
南仏のニースなどの地中海沿岸都市は東京と同じくらい温暖
北フランスや内陸の各都市では気温は低くなり秋が深まる
10月の降水量はフランスの各都市とも東京より少ない

フランスの10月の気温の推移

10月にフランス旅行に行く予定の方は旅程はもう決めましたか？

実は、フランスの10月の気温は上旬と中旬と下旬では気温が異なり、都市によってはかなり気温差が大きくなります。

そのため、10月の上旬と下旬では、たとえ同じ都市でも気温が異なるため、旅行中の移動で気温の違いを感じることもあるかもしれません。

そこで、以下では観光地として人気が高いパリとニースについて、フランスの10月の1ヶ月間の日ごとの気温の推移を紹介します。

下記の気温は10月1日～31日までの日ごとの過去の最高気温と最低気温の平均値です。

フランスと日本では、気温差がどれくらい違うのか分かりやすいように、東京の最高気温と最低気温で比較しています。

パリの10月の気温の推移

パリの10月の気温の推移グラフ

パリの10月の日ごとの気温の推移

パリの10月の上旬・中旬・下旬の最高気温と最低気温

下表はパリの10月の上旬、中旬、下旬の最高気温と最低気温で、（カッコ）内は東京との気温差を示しています。

パリ	最高気温	最低気温
10月上旬	17.5 (-5.6)	9.5 (-6.6)
10月中旬	15.5 (-6.1)	8.4 (-5.9)
10月下旬	13.4 (-6.5)	6.8 (-5.4)

上旬・中旬・下旬の気温差

パリでは10月の上旬と下旬では3度～4度の気温差があることが分かりますね。10月下旬には冬の寒さを感じる日も多くなります。

最高気温と最低気温の気温差

パリでは気温が比較的低く、さらに最高気温と最低気温では7度～8度ほど気温差があり、一日の内でも夕方以降～朝晩では寒さがかなり大きくなります。

パリと東京の気温差

東京とパリを比べると、日中で6度前後の気温差があり、10度以下になると寒さを実感する日があるでしょう。

ニースの10月の気温の推移

ニースの10月の気温の推移のグラフ

ニースの10月の日ごとの気温の推移

ニースの10月の上旬・中旬・下旬の最高気温と最低気温

下表はニースの10月の上旬、中旬、下旬の最高気温と最低気温で、（カッコ）内は東京との気温差を示しています。

ニース	最高気温	最低気温
10月上旬	22.2 (-0.9)	13.7 (-2.4)
10月中旬	21.0 (-0.6)	12.6 (-1.7)
10月下旬	19.2 (-0.7)	11.4 (-0.8)

上旬・中旬・下旬の気温差

ニースでは10月の上旬と下旬では3度程度の気温差がありますが、あまり寒暖差は感じないでしょう。

最高気温と最低気温の気温差

ニースでは10月は最高気温と最低気温では8度～9度程度の気温差があり、日中と朝晩ではパリほど温度差はありません。

ニースと東京の気温差

ニースは東京と比べると、日中も朝晩も1度～2度程度の気温差があり、東京の方が少し気温が低いため、到着直後はやや涼しく感じる日があるかもしれません。

フランスの10月の服装

フランスの10月の服装選びのポイント

フランスの10月の服装はどんな感じなのか？

秋の季節感

フランスでは10月の時期はニースなどの地中海沿岸の都市とその他の都市で気候が異なるため、どの都市を中心に旅行するかにより、服装が変わってきます。

特に、夏のリゾート地として有名なニースなどの地中海沿岸都市は他の各都市とは異なり、秋の時期でも比較的温暖な日もあり、日中と朝晩の気温の日較差が少ないでしょう。

そのため、東京と同じように比較的温暖な秋を過ごすことができ、東京の秋の服装と同じ感じでOKでしょう。

冬の季節感

一方、パリを含めた他の内陸の都市やイギリス海峡沿岸の北フランスの都市は朝晩は冷え込むことも多くなりますので、気候に適した服装が必要になります。

具体的には、夕方以降に気温がグッと下がる時間帯や朝晩の冷え込みに対応するために、もう一枚の服の用意が必要になります。

旅行の目的地はどこ？

以上のことをまとめると、比較的温暖な南仏と比較的寒冷な北仏を同時に楽しもうとする場合は秋の服装と冬の服装の両方を準備しておきましょう。

このように、同じ時期に北フランスと南仏を同時に観光する場合は、準備する服装に少しだけ注意しましょう。