フランスの12月の【気温】気候と天気に合った服装を仏旅行前に確認

12月は師走の季節になり、何かと心が浮つく時期になりますが、年末からの休暇の予定は決まりましたか？

ヨーロッパと言えば、フランス、パリを思い浮かべる方も多いことでしょう。依然として欧州旅行の中ではフランスが人気が高いですね。

冬休み中の海外旅行先として、フランス旅行はいかがでしょうか？フランスへの旅行を計画してみるのも良いでしょう。

ところで、12月のフランスの現地状況は、どのような感じなのか…

フランスの12月の気温は何度くらい？
フランスの12月の天気は良いの？悪いの？
フランスの12月の気候は暖かいの？寒いの？
12月にはフランスでは雨の状況はどう？
12月のフランス旅行の服装はどうしたらいい？
12月のフランス旅行での注意点は何？

12月にフランス旅行を予定している方は、上記のような疑問を持っている方もいるのではないでしょうか？

そこで、以下では12月の秋の時期のフランスの気温、気候、天気、天候、旅行時の服装と準備、この時期のフランスのイベントや旅行情報をご紹介します。

フランスの12月の気候
フランスの12月の気温
フランスの12月の気温の推移
フランスの12月の天気
フランスの12月の服装
フランスの12月の行事と旅行情報

フランスの12月の気候

フランス北部：西岸海洋性気候
フランス南部：地中海性気候
フランス高地：冷帯湿潤気候

フランスの気候区分は、上記のように大きく3つに区分されます。

それでは、フランスの12月の気候はどんな感じなのか？

ご存知の方もいるかもしれませんが、フランスは北海道の函館から樺太の北部辺りに相当するくらい緯度が高い都市です。

そして、フランスの気候に大きく影響を与えているのは北大西洋から入り込むイギリス海峡の海流、地中海の海流、モンスーンになります。

そのため、緯度が高い割には、実はフランスの冬の時期は北海道ほど気温が低くなく、地中海沿岸部の都市は比較的温暖な都市も多いです。

日本では12月の冬の時期は年によってはまだまだ比較的温暖な都市が多いのが特徴ですが、フランス（南仏除く）では緯度が高いため、12月には真冬の季節を感じます。

そのため、東京から北フランスへ旅行へ向かう場合、東京と比べやや寒く感じることも多いでしょう。

それでは、以下では旅行時に注意したいことを含め、12月のフランスの気温、天気、雨の状況、旅行時の服装を詳しく紹介しましょう。

フランスの12月の気温

11月	パリ	リヨン	ニース	ボルドー	リール	東京
最高気温	11.2	11.5	17.2	14.3	10.6	16.3
平均気温	7.4	7.2	12.1	9.4	7.2	12.1
最低気温	5.5	5.4	10.1	7.5	5.3	8.3
降水量	55	96	109	109	69	93

フランスの12月の気温は何度くらいなのか？

上表はパリ、リヨン、ニース、ボルドー、リールの12月の最高気温、平均気温、最低気温を示しています。

また、フランスと日本の気温の違いが分かりやすいように、東京の気温を併記して比較しています。

12月のフランスの気温は総じて東京よりも低いですが、一方、ニースなどのフランス南部の地中間沿岸の都市では東京と同じくらいの気温であることが分かりますね。

以下では、気象統計データにより、フランスの平均気温の年間推移を概観して、12月の気温がどれくらいなのかをグラフや表を用いて分かりやすく解説します。

フランスの平均気温の年間推移

上のグラフはパリ、リヨン、ニース、ボルドー、リールの月別の平均気温の一年間の推移を示しています。

また、フランスと日本の気温の違いが分かるように、東京の月別平均気温を併せて、フランスの各都市と東京の気温を比較しています。

ご覧の通り、年間を通して気温を見ると、東京の方がやや高いですが、冬でも南仏の都市は気温が比較的高くなっていることが分かりますね。

フランスの12月の気温の特徴

フランスの12月の最高気温は10度～17度程度
フランスの12月の最低気温は5度～10度程度
南仏のニースなどの地中海沿岸都市は東京以上に温暖
北フランスや内陸の各都市での気温は非常に低い

フランスの12月の気温の推移

12月にフランスへ旅行をされる予定の方は旅程は、もう決めましたか？

実は、フランスの12月の気温は上旬と中旬と下旬では気温が異なり、都市によってはかなり気温差が大きくなります。

そのため、12月の上旬と下旬では、たとえ同じ都市でも気温が異なるため、旅行中の移動で気温の違いを感じることもあるかもしれません。

そこで、以下では観光地として人気が高いパリとニースについて、フランスの12月の1ヶ月間の日ごとの気温の推移を紹介します。

下記の気温は12月1日～31日までの日ごとの過去の最高気温と最低気温の平均値です。

フランスと日本では、気温差がどれくらい違うのか分かりやすいように、東京の最高気温と最低気温で比較しています。

パリの12月の気温の推移

パリの12月の1ヶ月間の日ごとの気温の推移

パリの12月の上旬・中旬・下旬の最高気温と最低気温

下表はパリの12月の上旬、中旬、下旬の最高気温と最低気温で、（カッコ）内は東京との気温差を示しています。

パリ	最高気温	最低気温
12月上旬	12.5 (-0.8)	7.7 (+2.7)
12月中旬	7.0 (-4.9)	1.5 (-2.0)
12月下旬	8.0 (-2.8)	3.1 (+0.9)

上旬・中旬・下旬の気温差

パリでは12月の上旬、中旬、下旬では4度～5度の気温差があることが分かりますね。12月になると冬の寒さを感じる日も多くなります。

最高気温と最低気温の気温差

パリでは気温が比較的低く、さらに最高気温と最低気温では5度～6度ほど気温差があり、一日の内でも夕方以降～早朝ではかなり寒くなります。

パリと東京の気温差

東京とパリを比べると、日中で-4.9度～-0.8度の気温差があり、空港に到着時には寒さを実感することでしょう。

ニースの12月の気温の推移

ニースの12月の1ヶ月間の日ごとの気温の推移

ニースの12月の上旬・中旬・下旬の最高気温と最低気温

下表はニースの12月の上旬、中旬、下旬の最高気温と最低気温で、（カッコ）内は東京との気温差を示しています。

ニース	最高気温	最低気温
12月上旬	17.7 (+4.5)	8.8 (+3.8)
12月中旬	12.7 (+0.9)	6.7 (+3.2)
12月下旬	15.6 (+4.8)	7.1 (+4.9)

上旬・中旬・下旬の気温差

ニースでは12月の上旬と下旬では1度～2度程度の気温差がありますが、あまり寒暖差は感じないでしょう。

最高気温と最低気温の気温差

ニースでは12月は最高気温と最低気温では6度～9度程度の気温差があり、日中と朝晩ではやや寒暖差を感じることでしょう。

ニースと東京の気温差

ニースは東京と比べると、日中も朝晩も1度～5度程度の気温差があり、東京よりもやや気温が高いため、到着時にはやや暖かく感じるでしょう。

フランスの12月の天気

フランスの雨の状況

フランスの雨の状況はどうでしょうか？一例として、パリの年間の降水量の推移を紹介します。

グラフはパリの月別の降水量の年間推移を示しており、日本との雨の状況の違いが分かりやすいように、東京の降水量と比較しています。

フランスのパリの降水量は東京と比べると、年間を通して、比較的少ないことがよく分かりますね。

12月のパリの雨の状況は、東京と同じく、雨が少ないのが特徴ですが、南仏はやや雨が多くなります。下記で各都市の降水量を詳しくまとめていますので、訪問都市の降水量も確認してください。

フランスの12月の降水量

パリの12月の降水量：55mm/月
リヨンの12月の降水量：96mm/月
ニースの12月の降水量：109mm/月
ボルドーの12月の降水量：109mm/月
リールの12月の降水量：69mm/月

フランスの12月の降水量の一覧表

12月	パリ	リヨン	ニース	ボルドー	リール	東京
降水量 mm/日	55	96	109	109	69	93

フランスの12月の服装

フランスの12月の服装選びのポイント

フランスの12月の服装はどんな感じなのか？

秋の季節感

フランスでは12月の時期はニースなどの地中海沿岸の都市と他都市で気候が異なるため、どの都市を旅行するかにより現地での服装が若干異なります。

特に、冬でも比較的温暖だとされるニースなどの地中海沿岸都市は他都市とは異なり、冬の時期でも比較的温暖で、東京と同じような一般的な秋冬の服装で問題ないでしょう。

冬の季節感

一方、パリを含めた他の内陸の都市やイギリス海峡沿岸の北フランスの都市は朝晩は冷え込む日が多くなりますので、気候に適した服装が必要になります。

具体的には、夕方以降から早朝までの時間帯や早朝の冷え込みに対応するために、冬のコーデの準備が必要でしょう。

目的地はどこ？

以上のことを踏まえると、比較的温暖な南仏と比較的寒冷な北仏を同時に楽しもうとする場合、秋の服装と冬の服装の両方を用意する必要があります。

このように、同じ時期に北フランスと南仏を同時に観光する場合は、準備する服装に少しだけ工夫が必要になります。