フランスの11月の気温と服装は？気候と天気に合ったコーデも紹介

11月といえば、秋が深まり、もみじ狩りや紅葉が楽しみな季節になりますね。

皆さんは秋の行楽の予定はもう決まっていますか？

11月には文化の日と勤労感謝の日の2回の祝日があり、年によっては3連休になることもありますね。

文化の日：11月3日
勤労感謝の日：11月23日

このような秋の時期の連休を上手に利用して、海外旅行へ行く機会があるかもしれませんね。

海外旅行先としてフランス旅行はいかがでしょうか？秋が深まるフランスへの旅行を計画してみるのも良いでしょう。

フランスの11月の気温は何度くらい？
フランスの11月の天気は良いの？悪いの？
フランスの11月の気候は暖かいの？寒いの？
11月にはフランスでは雨の状況はどう？
11月のフランス旅行の服装はどうしたらいい？
11月のフランス旅行での注意点は何？

11月にフランス旅行を予定している方は、上記のような疑問を持っている方もいることでしょう。

そこで、以下では11月の秋の時期のフランスの気温、気候、天気、天候、旅行時の服装と準備、この時期のフランスのイベントや旅行情報をご紹介します。

フランスの11月の気候
フランスの11月の気温
フランスの11月の気温の推移
フランスの11月の服装
フランスの11月の行事と旅行情報

フランスの11月の気候

フランス北部：西岸海洋性気候
フランス南部：地中海性気候
フランス高地：冷帯湿潤気候

フランスの気候区分は上記のように大きく3つに区分されます。

それでは、フランスの11月の気候はどんな感じなのか？

ご存知の方もいるかもしれませんが、フランスは北海道の函館から樺太の北部辺りに相当するくらい緯度が高いのです。

そして、フランスの気候に大きく影響を与えているのは北大西洋から入り込むイギリス海峡の海流、地中海の海流、モンスーンになります。

そのため、緯度が高い割にはフランスの秋の時期は北海道ほど気温が低くなく、地中海側の都市は比較的温暖な都市もあります。

日本では11月の秋の時期は年によっては秋が深まるのが遅いのが特徴ですが、フランス（南仏除く）では緯度が高いため、11月になると冬の気配を感じるようになります。

そのため、東京から北フランスへ旅行へ向かう場合、秋にしてはやや寒く感じることも多いでしょう。

それでは、以下では旅行時に注意したいことを含め、11月のフランスの気温と降水量、旅行時の服装を詳しく紹介しましょう。

フランスの11月の気温

フランスの11月の気温は何度くらいなのか？雨の状況はどうなのか？

以下では、気象統計データにより、フランスの年間の平均気温を概観して、11月の気温や降水量がどれくらいなのかをグラフや表を用いて分かりやすく解説します。

フランスの年間の平均気温

上のグラフはパリ、リヨン、ニース、ボルドー、リールの月別の平均気温の一年間の推移を示しています。

また、フランスと日本の気温の違いが分かるように、東京の月別平均気温を併せて、フランスの各都市と東京の気温を比較しています。

ご覧の通り、年間を通して気温を見ると、東京の方がやや高いですが、冬には南仏の都市は気温が比較的高くなっていることが分かりますね。

フランスの雨の状況

フランスの雨の状況はどうでしょうか？一例として、パリの年間の降水量の推移を紹介します。

グラフはパリの月別の降水量の年間推移を示しており、日本との雨の状況の違いが分かりやすいように、東京の降水量と比較しています。

フランスのパリの降水量は東京と比べると、年間を通して、比較的少ないことがよく分かりますね。

フランスの11月の最高気温・平均気温・最低気温、降水量の統計データ

11月	パリ	リヨン	ニース	ボルドー	リール	東京
最高気温	11.2	11.5	17.2	14.3	10.6	16.3
平均気温	7.4	7.2	12.1	9.4	7.2	12.1
最低気温	5.5	5.4	10.1	7.5	5.3	8.3
降水量	55	96	109	109	69	93

フランスの11月の気温と降水量の特徴

フランスの11月の最高気温は10度～17度程度
フランスの11月の最低気温は5度～10度程度
南仏のニースなどの地中海沿岸都市は東京以上に温暖
北フランスや内陸の各都市では気温は低く、11月下旬には冬の時期へ
11月の降水量はフランスの各都市とも東京と同程度で南仏はやや多め

フランスの11月の気温の推移

11月にフランスへ旅行をされる予定の方は旅程はもう決めましたか？

実は、フランスの11月の気温は上旬と中旬と下旬では気温が異なり、都市によってはかなり気温差が大きくなります。

そのため、11月の上旬と下旬では、たとえ同じ都市でも気温が異なるため、旅行中の移動で気温の違いを感じることもあるかもしれません。

そこで、以下では観光地として人気が高いパリとニースについて、フランスの11月の1ヶ月間の日ごとの気温の推移を紹介します。

下記の気温は11月1日～30日までの日ごとの過去の最高気温と最低気温の平均値です。

フランスと日本では、気温差がどれくらい違うのか分かりやすいように、東京の最高気温と最低気温で比較しています。

パリの11月の気温の推移

パリの11月の気温の推移グラフ

パリの11月の日ごとの気温の推移

パリの11月の上旬・中旬・下旬の最高気温と最低気温

下表はパリの11月の上旬、中旬、下旬の最高気温と最低気温で、（カッコ）内は東京との気温差を示しています。

パリ	最高気温	最低気温
11月上旬	11.5 (-6.7)	5.5 (-4.8)
11月中旬	9.9 (-6.4)	4.3 (-4.0)
11月下旬	8.7 (-5.8)	3.7 (-2.7)

上旬・中旬・下旬の気温差

パリでは11月の上旬と下旬では2度～3度の気温差があることが分かりますね。11月になると冬の寒さを感じる日も多くなります。

最高気温と最低気温の気温差

パリでは気温が比較的低く、さらに最高気温と最低気温では5度～6度ほど気温差があり、一日の内でも夕方以降～早朝ではかなり寒くなります。

パリと東京の気温差

東京とパリを比べると、日中で6度～7度前後の気温差があり、空港に到着時には寒さを実感することでしょう。

ニースの11月の気温の推移

ニースの11月の気温の推移のグラフ

ニースの11月の日ごとの気温の推移

ニースの11月の上旬・中旬・下旬の最高気温と最低気温

下表はニースの11月の上旬、中旬、下旬の最高気温と最低気温で、（カッコ）内は東京との気温差を示しています。

ニース	最高気温	最低気温
11月上旬	17.7 (-0.5)	9.8 (-0.5)
11月中旬	16.5 (+0.3)	8.5 (+0.2)
11月下旬	16.0 (+1.5)	7.7 (+1.3)

上旬・中旬・下旬の気温差

ニースでは11月の上旬と下旬では2度程度の気温差がありますが、あまり寒暖差は感じないでしょう。

最高気温と最低気温の気温差

ニースでは11月は最高気温と最低気温では8度程度の気温差があり、日中と朝晩ではやや寒暖差を感じるかもしれません。

ニースと東京の気温差

ニースは東京と比べると、日中も朝晩も1度～2度程度の気温差があり、東京とほとんど同じくらいですので、到着時もあまり寒暖差を感じないでしょう。

フランスの11月の服装

フランスの11月の服装選びのポイント

フランスの11月の服装はどんな感じなのか？

秋の季節感

フランスでは11月の時期はニースなどの地中海沿岸の都市と他都市で気候が異なるため、どの都市を旅行するかにより装いが変わります。

特に、冬でも比較的温暖だとされるニースなどの地中海沿岸都市は他都市とは異なり、秋の時期でも比較的温暖で、東京と同じような秋の服装で問題ないでしょう。

冬の季節感

一方、パリを含めた他の内陸の都市やイギリス海峡沿岸の北フランスの都市は朝晩は冷え込む日が多くなりますので、気候に適した服装が必要になります。

具体的には、夕方以降から早朝までの時間帯や朝晩の冷え込みに対応するために、冬のコーデの準備が必要でしょう。

目的地はどこ？

以上のことを踏まえると、比較的温暖な南仏と比較的寒冷な北仏を同時に楽しもうとする場合、秋の服装と冬の服装の両方を用意する必要があります。

このように、同じ時期に北フランスと南仏を同時に観光する場合は、準備する服装に少しだけ工夫が必要になります。