フランスの9月の気温と服装をフランス旅行の出発前に確認！

9月は敬老の日と秋分の日の組み合わせによりシルバーウィーク（SW）として大型連休になる年もあります。

このような秋の時期の休みを上手に利用して海外旅行へ出かける機会もあるかもしれませんね。

海外旅行の一つの選択肢としてフランス旅行はいかがでしょうか？残暑が厳しい日本を離れ、秋が一足早く訪れるフランスの旅行を計画してみるのも楽しいでしょう。

フランスの9月の気温は何度くらい？
フランスの9月の天気は良い？悪い？
フランスの9月の気候は暑い？寒い？
9月にはフランスでは雨の状況はどう？
9月のフランス旅行の服装はどうしたらいい？
9月のフランス旅行での注意点は何？

9月にフランス旅行を予定している方は、上記のような疑問を持っている方もいるのではないでしょうか？

そこで、9月のフランスの気温、気候、天気、天候、旅行時の服装と準備、この時期のフランス現地で開催されるイベントや旅行情報をご紹介します。

フランスの9月の気候
フランスの9月の気温
フランスの9月の気温の推移
フランスの9月の服装
フランスの9月の行事と旅行情報

フランスの9月の気候

フランス北部：西岸海洋性気候
フランス南部：地中海性気候
フランス高地：冷帯湿潤気候

フランスの気候区分は、上記のように大きく3つに区分されます。

それでは、フランスの9月の気候はどんな感じなのか？

あまり知られていないかもしれませんが、フランスの緯度は北海道の函館から樺太の北部辺りまでととても高い高緯度に位置しています。

フランスの気候に影響を与えているのは北大西洋から入り込むイギリス海峡の海流、地中海の海流、モンスーンの季節風です。

フランスの秋の季節は比較的温暖で、日本と比べると、秋の時期が比較的長いのが特徴です。

日本では9月の秋の時期はまだまだ残暑が厳しく、フランス（南仏除く）では緯度が高いため9月になると直ぐに秋の気配を感じるようになります。

そのため、9月のフランスは一年の内でも最も快適に過ごすことができる時期でもあります。

もし東京から北フランスへ旅行に行くのであれば、秋にしては少し涼しく感じることも多いでしょう。

それでは、以下では旅行時に注意したいことを含め、9月のフランス各都市の気温と降水量、それに旅行時の服装を詳しく紹介します。

フランスの9月の気温

フランスの年間の平均気温

グラフはパリ、リヨン、ニース、ボルドー、リールの月別の平均気温の一年間の推移を示しています。

また、フランスと日本の気温の違いが分かるように、東京の月別平均気温を併せて、フランスの各都市と東京の気温を比較しています。

ご覧の通り、年間を通して気温を見ると、東京の方がやや高いですが、冬には南仏の都市は気温が比較的高くなっていることが分かりますね。

フランスの雨の状況

フランスの雨の状況はどうでしょうか？一例として、パリの年間の降水量の推移を紹介します。

グラフはパリの月別の降水量の年間推移を示しており、日本との雨の状況の違いが分かりやすいように、東京の降水量と比較しています。

フランスのパリの降水量は東京と比べると、年間を通して、比較的少ないことがよく分かりますね。

フランスの9月の最高気温・平均気温・最低気温と降水量の統計データ

9月	パリ	リヨン	ニース	ボルドー	リール	東京
最高気温	21.5	22.5	25.1	24.6	20.3	26.9
平均気温	16.1	16.9	20.7	18.0	15.5	22.8
最低気温	11.3	12.8	18.3	13.3	11.3	19.7
降水量	40	74	75	85	61	210

フランスの9月の気温と降水量の特徴

フランスの9月の最高気温は20度～25度程度
フランスの9月の最低気温は11度～18度程度
上記の通り、フランスの9月の気温は年により異なる
南仏のニースの最高気温は25度、最低気温は18度と高く、大気が乾燥している
フランスでは最高気温、平均気温、最低気温において東京よりも気温がやや低い
9月のフランスの降水量は各都市とも東京より少ない

フランスの9月の気温の推移

9月にフランスへ旅行をされる予定の方は旅程はもう決めましたか？

実は、フランスの9月の気温は上旬と中旬と下旬では気温が異なり、都市によってはかなり気温差が大きくなります。

そのため、9月の上旬と下旬では、たとえ同じ都市でも気温が異なるため、旅行中の移動で気温の違いを感じることもあるかもしれません。

そこで、以下では観光地として人気が高いパリとニースについて、フランスの9月の1ヶ月間の日ごとの気温の推移を紹介します。

下記の気温は9月1日～30日までの日ごとの過去の最高気温と最低気温の平均値です。

フランスと日本では、気温差がどれくらい違うのか分かりやすいように、東京の最高気温と最低気温で比較しています。

パリの9月の気温の推移

パリの9月の気温の推移グラフ

パリの9月の日ごとの気温の推移

パリの9月の上旬・中旬・下旬の最高気温と最低気温

下表はパリの9月の上旬、中旬、下旬の最高気温と最低気温で、（カッコ）内は東京との気温差を示しています。

パリ	最高気温	最低気温
9月上旬	22.4 (-6.7)	12.4 (-9.3)
9月中旬	20.9 (-6.0)	11.6 (-8.1)
9月下旬	19.3 (-5.5)	10.6 (-7.1)

上旬・中旬・下旬の気温差

パリでは9月の上旬と下旬では2度～3度の気温差があることが分かりますね。9月になると冬の寒さを感じる日も多くなります。

最高気温と最低気温の気温差

パリでは気温が比較的低く、さらに最高気温と最低気温では9度～10度ほど気温差があり、一日の内でも夕方以降～早朝では比較的寒くなります。

パリと東京の気温差

東京とパリを比べると、日中で6度～9度前後の気温差があり、空港に到着時には涼しさを感じることもあるでしょう。

ニースの9月の気温の推移

ニースの9月の気温の推移のグラフ

ニースの9月の日ごとの気温の推移

ニースの9月の上旬・中旬・下旬の最高気温と最低気温

下表はニースの9月の上旬、中旬、下旬の最高気温と最低気温で、（カッコ）内は東京との気温差を示しています。

ニース	最高気温	最低気温
9月上旬	25.7 (-3.4)	17.0 (-4.7)
9月中旬	24.5 (-2.4)	16.5 (-3.2)
9月下旬	23.3 (-1.5)	15.1 (-2.6)

上旬・中旬・下旬の気温差

ニースでは9月の上旬と下旬では2度程度の気温差がありますが、あまり寒暖差は感じないでしょう。

最高気温と最低気温の気温差

ニースでは9月は最高気温と最低気温では8度～9度程度の気温差があり、日中と朝晩ではやや寒暖差を感じるかもしれません。

ニースと東京の気温差

ニースは東京と比べると、日中も朝晩も2度～5度程度の気温差があり、日中は東京とほとんど同じくらいですが、朝晩はやや涼しさを感じることでしょう。

フランスの9月の服装

フランスの9月の服装はどのような感じなのか？

以下では、フランスの9月の服装選びのヒントとなるポイント、現地の気候に合った服装の目安、コーデを画像を交えながら詳しく紹介します。

フランスの9月の服装選びのポイント

秋の季節感

9月のフランスではニースなどの地中海沿岸の都市と他都市で気候が異なるため、どの都市を中心に旅行するかにより、現地の気候に合った服装を選ぶ必要があります。

特に夏のリゾート地として有名なニースなどの地中海沿岸都市は他都市とは異なり、秋の時期でもまだまだ温暖で日中と朝晩の気温の日較差が少なく、9月の南フランスの服装は10月の東京の服装と同じ程度と考えればイメージしやすいでしょう。

冬の季節感

南仏以外の都市を旅行する場合は、日中と朝晩の気温差が大きく、寒暖差を感じ涼しく感じることもありますので、朝晩は薄手の秋冬向けのコートがあると安心です。

つまり、パリを含めた他の内陸の都市やイギリス海峡沿岸の北フランスの都市は朝晩は冷え込む日も多く、初冬の服装が必要になります。

また、北フランスと南仏を同時期に観光する場合は、秋と冬の両方の服装の準備が無難でしょう。

紫外線・日焼け対策

雨の日が少なく晴れの日が多い9月のフランスでは日中は日差しがやや強くなりがちです。そのため、紫外線量もやや強くなりますので、紫外線対策や日焼け対策が必要になります。

具体的には、UVカットの帽子や長袖の羽織ものを持って行きましょう。もし必要であれば、日傘やUVカットクリームなどの準備を！