釜山の気候と季節【ベストシーズンはいつ?】

プサンの気候と季節について、年間の気温と降水量を中心に詳しく解説します。

釜山(プサン)は朝鮮半島の南東部の沿岸部に位置している大韓民国・第二の都市です。

日本から釜山へは各航空会社が直行便を就航させており、所要時間は1時間30分~2時間ほどで向かうことができます。

観光旅行やビジネスの出張などで釜山を訪問する方も多いことでしょう。

  • 釜山ではどのような気候なのか?
  • 釜山での季節ごとの天候はどう?
  • 釜山での四季はどのような季節感なのか?
  • 釜山旅行のベストシーズンはいつ?

以下では、釜山の気候と季節について、気象統計データ、グラフ、表を交えて分かりやすく紹介します。

 

釜山の気候

  • 気候:温暖冬季少雨気候(温帯夏雨気候)
  • 緯度:北緯35.10度
  • 経度:東経129.02度
  • 高度:標高70m

釜山は 愛知県(名古屋市)とほぼ同緯度に当たり、東京都同じように夏暑く冬は寒い気候になります。

ところが、釜山の7月と8月の降水量は日本の本州よりもかなり多くなり、蒸し暑くなるのが特徴です。

年間を通して東京とほぼ同じような気温と考えてよいでしょう。ただし、冬の時期に関しては釜山は東京と比べると、少しだけ寒くなる傾向にあります。

釜山の年間の気温

上のグラフは釜山の月別の月平均最高気温(℃)、平均気温(℃)、月平均最低気温(℃)の年間の推移を示しています。釜山と日本との気温の違いが分かりやすいよう、東京の平均気温を併せて比較しています。

釜山の年間の気温のポイントを下記にまとめておきます。

  • 一年で最も暑い時期は8月で平均最高気温は30℃程度
  • 12月~2月の冬の時期の平均最低気温は0℃~2℃程度
  • 釜山は東京と同様に夏期は暑く、冬期は寒さが少し厳しいのが特徴
  • 気温の面で最も過ごしやすい時期は春(4月、5月)と秋(10月、11月)

釜山の年間の降水量

上のグラフは釜山の月別の降水量(mm/月)の年間の推移を示しています。日本との降水量の違いが分かるように、東京の降水量と比較しています。

釜山の年間の降水量の特徴について、下記にポイントをまとめておきます。

  • 年間を通して最も降水量が多いのは7月と8月
  • 特に7月の時期は豪雨になり、東京の2倍くらいの降水量
  • 秋から春までの時期(10月~3月)は雨が少なく乾燥している

釜山の年間の気象データ

最高気温平均気温最低気温降水量
1月8.03.2-0.237
2月10.24.91.953
3月13.68.75.483
4月17.913.610.1127
5月22.417.515.0159
6月24.720.718.8215
7月27.824.122.5324
8月29.726.024.0256
9月26.622.320.3135
10月22.717.615.158
11月16.411.68.545
12月10.05.81.926

上表は釜山の年間の気象データを示しており、月平均最高気温(℃)、月別平均気温(℃)、月平均最低気温(℃)、および月別の降水量(mm/月)を示しています。

 

釜山の季節

釜山の四季

  • 春:3月~5月
  • 夏:6月~8月
  • 秋:9月~11月
  • 冬:12月~2月

12月から2月までの冬の時期は東京よりも少し寒さが増します。この時期に旅行へ行く場合は防寒具が必要になります。

特に夏の時期は雨が多く降り、豪雨になりますので、旅行日程を組む場合は雨にも注意しましょう。釜山の梅雨の時期は6月下旬から7月下旬までの約1ヵ月間程度続きます。

冬の時期(12月、1月、2月)に釜山を旅行する場合は、東京よりは寒くなることを覚悟しておく必要がありますが、雪が降ることはほとんどありません。

釜山のベストシーズン

釜山旅行をお考えの方はおすすめの時期が知りたいと考えている方も多いことでしょう。

  • 観光を楽しむことができない雨が多い時期は避けたい。
  • 湿度が高く蒸し暑く過ごしにくい時期は嫌い。
  • 北風が吹き荒れ、耳が痛くなるような寒い時期は嫌い。
  • 旅行の値段が高いシーズンは無理。

旅行前に多くの人が考える上記のような意見を参考にして、釜山旅行のベストシーズンをご紹介します。

釜山旅行に最適なベストシーズンはズバリ…、4月~5月または10月~11月中旬までの時期です。また、海で泳ぎたい方は梅雨明け後の7月~8月が海水浴シーズンとなります。

ただし、年末年始の大型連休期間、GW期間、お盆休暇の期間はいずれも日本からの航空券の値段が高くなる傾向ですので、安い費用で旅行を楽しみたい方は避けるべき時期です。

釜山旅行の季節ごとの装い

釜山の春

釜山では日本と同様に3月頃から冬の寒さが緩み少しづつ春の季節に移り変わり始めます。そして4月になると更に気温が上昇し春めいてきます。

そして、日本と同様に3月下旬になると釜山でも桜が開花し花見の時期になります。ただし、日中は暖かい日が続いたとしても、朝晩は寒くなりますので、薄手のニットやカーディガンなどの温度調節がしやすい服装がよいでしょう。

また、5月になると平均最低気温は15度程度に対して、平均最高気温は22度になり、日中の寒暖差は7度とそれ程大きくありません。そのため、5月の日中はTシャツでも過ごせる日もありますが、朝夕は長袖シャツや薄手のニットが必要でしょう。

釜山の夏

釜山では6月下旬頃から7月下旬まで約1ヶ月間程度、梅雨の時期が続きます。この時期に釜山を訪れる場合は梅雨の影響と、その後8月の豪雨の心配がありますので降雨量が非常に多くなります。そのため雨具の用意は必須です。

7月下旬頃になると梅雨が明け、本格的な夏の時期に突入します。梅雨が明けても豪雨になりやすく、釜山の夏の時期は、東京と同様に高温多湿で、気温も高く雨も多いため蒸し暑く感じます。そのため、半袖とショートパンツなど風通しの良い服装が快適でしょう。

釜山の秋

釜山の秋の時期以降は、シベリアからの移動性高気圧が上空を覆い比較的乾燥した大気に覆われます。そのため、晴れの日が多くなります。

11月になると釜山でも紅葉シーズンになります。雨の日が少なくなり空気が乾燥するため湿度も比較的低めになり、釜山を旅行するにはベストシーズ人になります。

この時期の服装は、9月はまだまだ残暑が厳しいため夏と同じような服装でも問題ありませんが、10月になると少しづつ暑さが緩み始めます。そのため、9月は日中は半袖でもOKですが、朝夕は長袖シャツなど上に羽織る服を用意しましょう。

10月になると長袖シャツがあれば快適に過ごるでしょう。また、11月になると、朝晩は寒く感じる日も多くなりますので、ジャンパーや薄手のダウンジャケットがあれば快適に過ごせます。

釜山の冬

釜山の冬の時期は、移動性のシベリア高気圧が上空を覆い空気が乾燥し、気温が低くなるのが特徴です。1月には平均最低気温が氷点下になり、寒波が襲来した時には冷え込みますので防寒具の対策が必要になります。

韓国では冬の時期は屋内はオンドルという独特の暖房設備によって暖められ乾燥しておりますので、乾燥した空気が苦手な方はマスクなどの準備も必要でしょう。

屋内と屋外の気温差で体調を崩さないように防寒具の対策が必要でしょう。また釜山の冬は積雪はないものの東京よりも少し寒くなることを念頭に起き服装の準備をしましょう。

釜山の冬の時期に旅行する場合は、ダウンジャケットなどの厚手の上着、ボトムスは厚手の生地のものがよいでしょう。あるいはズボンの下に履くタイツやパッチなどを用意しておくと底冷えを避けられます。

 

ここまで、ご覧頂きありがとうございます。

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