インドの11月の気温と服装はどう？天気と気候も出発前にCHECK！

インドの11月の気温と服装について、気象データを参考に詳しく解説します。

11月には文化の日と勤労感謝の日の祝日があり、日並びによっては3連休になりますが、みなさんはどのように過ごしますか？

このような休みを上手に利用して、海外旅行をするのであれば、アジアへの旅行がおすすめです。

アジアで神秘的なイメージの国と言えば、頭にターバンを巻いた男性やサリーに身をまとった女性、ナンやチャパティーにチャイ（ミルクティー）で有名なインド！

11月のインド旅行前には現地の状況が気になるのではないでしょうか？

インドの11月の気温は何度くらい？
インドの11月の天気は良い？悪い？
11月にはインドでは雨は多い？少ない？
インドの11月の気候は暑い？寒い？
11月のインド旅行の服装はどう？
11月のインド旅行での注意点は何？

11月にインドへの旅行を予定している方は、上記のような疑問を持っている方もいるのではないでしょうか？

そこで、以下では気象データをもとに、11月のインドの気温、天気、気候、天候、旅行時の服装、この時期のインドの祝日や旅行情報をご紹介します。

最初に主要都市のポイントだけを挙げておくと、下記の3つになります。

インドの11月の気温は13℃～33℃
インドの11月の天気について降水量は都市により異なる
インドの11月の服装は夏の服を中心にコーデ

インドの11月の気温
インドの11月の天気
インドの11月の気候
インドの11月の服装
インドの11月の旅行情報

インドの11月の気温

11月	Nデリー	ムンバイ	コルカタ	チェンナイ	東京
最高気温	28.7	33.0	30.4	30.8	16.3
平均気温	20.5	28.4	25.0	26.5	12.1
最低気温	13.0	23.9	20.1	23.0	8.3

インドの11月の気温は何度くらいなのか？

11月のインドでは、まだ暑いのか？寒くなるのか？

上表はデリー、ムンバイ、コルカタ、チェンナイの11月の月平均最高気温（℃）、平均気温（℃）、月平均最低気温（℃）を示しています。

11月のインドの気温は東京と比べ、かなり高いのが特徴です。

以下では、気象統計データをもとに、インドの平均気温の年間推移を確認して、11月の気温がどれくらいなのかをグラフや表で詳しく解説します。

インドの平均気温の年間推移

上のグラフはデリー、ムンバイ、コルカタ、チェンナイの月別の平均気温の一年間の推移を示しています。

また、インドと日本の気温の違いが分かるように、東京の月別平均気温も含めて、インドの各都市と東京の気温を比較しています。

上のグラフの通り、年間を通して気温を見ると、時期により都市ごとに気温差がかなり大きいことが分かりますね。

インドの11月の気温の特徴

デリーの最高気温は29℃程度、最低気温は13℃
ムンバイの最高気温は33℃、最低気温は24℃
コルカタの最高気温は30℃、最低気温は20℃
チェンナイの最高気温は31℃、最低気温は23℃
東京と比べ、11月のインドの主要都市の気温はとても高い

インドの11月の気温の推移

インドの11月の上旬、中旬、下旬の気温の推移について、グラフと表で詳しく紹介します。

下のグラフが示している通り、インドの11月の気温は上旬～下旬へ向けて、週替りで気温が上下に変動しながら若干下がります。

そのため、一週間以上の旅行の場合は、現地では日によって気温の変化を肌で感じることもあるでしょう。

そこで、以下では観光地として人気が高いインド北部のデリーとインド東部のコルカタについて、11月の1ヶ月間の日ごとの気温の推移を紹介します。

下記の気温は11月1日～30日までの日ごとの過去の最高気温と最低気温を示しています。

また、インドと日本では、気温差がどれくらい違うのか分かりやすいように、東京の最高気温と最低気温で比較しています。

デリーの11月の気温の推移

デリーの11月の上旬・中旬・下旬の気温

下表はデリーの11月の上旬、中旬、下旬の最高気温と最低気温で、（カッコ）内は東京との気温差を示しています。

デリー	最高気温	最低気温
11月上旬	29.3 (+11.1)	14.7 (+4.4)
11月中旬	28.4 (+12.2)	15.1 (+6.8)
11月下旬	27.2 (+12.7)	13.4 (+7.0)

上旬・中旬・下旬の気温差

デリーでは11月の上旬、中旬、下旬では、気温差はほとんどありませんが、上旬頃から徐々に下がり始めます。ただし、月間を通してみると、まだまだ暑い季節です。

最高気温と最低気温の気温差

デリーでの11月の最高気温と最低気温では14℃～15℃程度の気温差があります。週によって気温は下がることもあり、日中と朝晩の日較差はやや大きくなり始めますが、まだまだ日中は比較的暑い日が続きます。

デリーと東京の気温差

東京とデリーを比べると、+4℃～+13℃程度の気温差があるため、デリーの空港到着時には暑く感じることでしょう。

コルカタの11月の気温の推移

コルカタの11月の上旬・中旬・下旬の気温

下表はコルカタの11月の上旬、中旬、下旬の最高気温と最低気温で、（カッコ）内は東京との気温差を示しています。

コルカタ	最高気温	最低気温
11月上旬	31.4 (+13.2)	22.7 (+12.4)
11月中旬	30.8 (+14.6)	20.6 (+12.3)
11月下旬	29.0 (+14.5)	18.5 (+12.1)

上旬・中旬・下旬の気温差

コルカタでは11月の上旬と下旬では、平均すると数℃程度の気温差しかありません。気温は月間を通して高止まりするため、非常に蒸し暑いため注意。

最高気温と最低気温の気温差

コルカタでは11月は最高気温と最低気温では9℃～10℃の気温差があり、日中も朝晩も、とても蒸し暑いのが特徴。特に、日中の暑さには注意。

コルカタと東京の気温差

コルカタは東京と比べると、+12℃～15℃の気温差がありますので、コルカタ到着時には非常に暑く感じることでしょう。

インドの11月の天気

現地での旅行が充実した楽しい旅になるかどうかは、現地の天気の良し悪しに大きく影響されますね。

そこで、以下では、インドの11月の現地の雨の状況を降水量の気象データで解説します。

最初にポイントを挙げると、インドの11月の雨の状況は降水量も降水日数も都市により異なるのが特徴。

インドの雨・降水量の状況

11月のインドでは雨が心配ではないですか？インドの主要都市の降水量について紹介します。

表はデリー、ムンバイ、チェンナイ、コルカタの月別の降水量の年間推移を示しており、日本との雨の状況の違いが分かりやすいように、東京の降水量と比較しています。

年間を通してみると、インドの主要都市の降水量は東京と比べると、少ない都市と非常に多い都市があることが分かります。

インドでの11月の降水日数は都市により異なります。内陸部、西インド、東インドでは雨が少なく、インド南東部の沿岸の都市では、雨がかなり多くなります。

以下で各都市の降水量を詳しくまとめておきますので、旅行時の訪問都市の天候の予測にお役立てください。

インドの11月の降水量

11月	Nデリー	ムンバイ	コルカタ	チェンナイ	東京
降水量mm	7	12	36	382	93

（単位：mm/月）

デリーの11月の降水量：7mm/月
ムンバイの11月の降水量：12mm/月
コルカタの11月の降水量：36ｍｍ/月
チェンナイの11月の降水量：382mm/月
東京の11月の降水量：93ｍｍ/月

上記の通り、11月のインドでは降水量や降水日数について多くの都市では雨は少なくなりますが、インド南東部の沿岸部では非常に多くなります。

特に、チェンナイを旅行する予定の場合は、季節風の影響を受け豪雨になり、交通機関が麻痺することもありますので注意が必要。

このように、現地の天気はエリアごとに異なるため、どの都市を訪問するかにより準備も変わります。

11月のインド旅行の際には、雨が降る都市もあるため、最低限、レインコートと日傘代わりにもなる雨晴れ兼用の折り畳み傘を一本持っていきましょう。

インドの11月の気候

サバナ気候：中南部
熱帯モンスーン気候：西部沿岸部
ステップ気候：西部内陸部
砂漠気候：北西部
温帯冬季少雨気候：北部、高原山岳地帯

インドの気候区分は、上記の通り、地理的な条件により都市ごとに異なります。インドと聞くと、暑い国というイメージが強いかもしれませんね。

実際、インドは日本と比べ、低緯度に位置していますので、気温が高く暑い都市が多いですが、季節により都市によっては氷点下まで気温が下がることもあります。

インドは緯度が低いため、四季がないと思うかもしれませんが、実はインドにも都市によって冬の季節があり、北部山間部では雪が降ることもあるため、防寒具が必要な地域もあります。

それでは、インドの11月の気候はどうでしょうか？

インドの季節は雨季、乾季、暑季の3つの区分に分けられます。大きく季節を分けると、下記のようになります。

乾季：10月～3月
暑季：4月～6月中旬
雨季：7月～9月

上記の通り、インドの11月の気候は乾季の季節にあたります。雨も徐々に少なくなり、気温も少しづつ下がり始めるのが特徴です。

上記では11月のインドの首都ニューデリー、インド最大の都市・ムンバイ、東の主要都市・コルカタ、インド南部最大の都市・チェンナイの4つの都市を取り上げています。

日本からインドに旅行へ向かう場合は、どのような服装を用意していけばよいのか分からないかもしれませんね。

そこで、旅行時に注意したいことを含め、11月のインド各都市の天気と気候に適した旅行時の服装を紹介します。

インドの11月の服装

インドの11月の服装選びのポイント

インドの11月の服装は、どのような感じなのか？

インドの主要都市への旅行の場合は、夏の装いを基本にして、訪問都市によっては秋冬向けの服も必要です。例えば、インド北部や高地へ行く場合は上着が必須。

各地区の季節感

11月のインドを旅行する場合の服装は北インドを旅行する場合と海岸沿いの都市や南インドを旅行する場合ではやや異なります。

デリー（ニューデリー）などの内陸部の都市を観光する場合は日中は夏、朝晩は秋頃のイメージです。

また、チェンナイなどのインド南部の沿岸部の都市では暑い上にスコールの豪雨になるため、履き物は靴ではなく、サンダルやビーチサンダルがおすすめです。

インドの主要都市では、日中は夏のように暑く、朝夕は少し暑さが収まりますが、基本的には半袖Tシャツ＋上着で問題ありません。

熱中症対策

インドの主要都市では11月は乾季にあたりますが、日中は気温が非常に高くなるため、暑さ対策が必要になります。特に注意したいことは熱中症です。インドでは、毎年、暑さによって多くの命が失われています。

具体的な対策方法としては、水分補給を小まめにすること。外出時にはペットボトルなどを持ち歩き、水分補給をするようにしましょう。

また、日中は炎天下の中を歩き回るのは身体に負担を掛けますので、外出する場合はできるだけ、休憩を挟みながら、あまり無理をしないようにしましょう。

紫外線対策

インドは緯度が低いため、時期に関わらず、紫外線には注意が必要でしょう。特に日中の時間帯に外出する場合は、日差しが肌を突き刺すイメージです。

紫外線対策として、日光から皮膚を保護するために、つばの長い帽子、長袖の薄手の羽織もの、薄手の長ズボン、サングラスなどが効果的です。

雨対策

11月は乾季の時期ですが、一部の沿岸部の都市では雨がよく降る傾向です。そのため、チェンナイなどの雨が多い都市へ行く場合は、レインコートや雨傘が必要です。足元が悪くなるため、濡れてもすぐに洗えるサンダルが便利。

虫刺され対策

暑いだけではなく雨が多いため、湿度も上がり、刺されると痒くなる蚊などの虫が大量に発生します。

そのため、出発前には虫刺され対策として、携帯用の蚊取りリキッドがあると夜は安眠できます。また、虫除けスプレーや虫刺され薬を持っていくと安心でしょう。