フィリピン・マニラの気候【雨季と乾季】季節【ベストシーズンはいつ？】

フィリピン・マニラの気候と季節について、年間の気温と降水量を中心に詳しく解説します。

マニラはフィリピンのルソン島の南部に位置しているフィリピンの首都です。

日本からマニラへは各航空会社で直行便があり、所要時間は4時間〜4時間30分で向かうことができます。

年間を通して、観光やビジネス出張の旅行などでマニラを訪問する方も多いことでしょう。

以下では、フィリピン・マニラの気候と季節の雨季と乾季の時期、フィリピンのベストシーズンなどについて、気象統計データ、グラフや表を交えて分かりやすく紹介します。

フィリピン・マニラの気候

マニラは赤道のすぐ北側にあたり、周囲も海で囲まれた弧島のため雨季にだけ降水量が非常に多くなる熱帯モンスーン気候です。マニラは地理的には、ルソン島の南西のマニラ湾沿岸に位置しています。

上のグラフはマニラの月別の月平均最高気温（℃）、平均気温（℃）、月平均最低気温（℃）の年間の推移を示しています。マニラと日本との気温の違いが分かりやすいよう、東京の平均気温を併せて比較しています。

マニラの年間の気温のポイントを下記にまとめておきます。

上のグラフはマニラの月別の降水量（mm/月）の年間の推移を示しています。日本との降水量の違いが分かるように、東京の降水量と比較しています。

マニラの年間の降水量の特徴について、下記にポイントをまとめておきます。

夏冬の気温差はほんの少ししかないため四季はほとんどなく、年間を通してほぼ一定の気温の常夏になります。

マニラでは平均最高気温は30℃～34℃程度で、最低気温でも24℃～27℃程度と年間を通して高い気温が特徴です。

季節風の影響で雨季と乾季の時期の区分がハッキリしており、6月から11月までの雨季にはスコールが発生しやすく、降雨が非常に多いのが特徴です。

また、太平洋上で発生した台風の進路によっては6月～11月くらいまでは上陸の可能性があるため、旅行時には注意が必要でしょう。

マニラを観光する場合のベストシーズンはいつなのか？

フィリピン旅行をお考えの方はおすすめの時期が知りたいと考えている方も多いことでしょう。

旅行前に多くの人が考える上記のような意見を参考にして、フィリピン旅行のベストシーズンをご紹介します。

フィリピン旅行のベストシーズンは12月～5月がおすすめの時期になります。

上記時期をオススメする理由ですが、雨が多い雨季の時期は旅行を楽しむことができないため避けるべきでしょう。そうなると、乾季にあたる12月～5月頃まではベストシーズンになります。

また雨季には気温が非常に高く、湿度が上がるため体感温度が高くなり、非常に蒸し暑くなり不快感が増します。

さらに、時にはスコールの豪雨により交通機関が混乱するトラブルもありますので、雨季となる6月～11月ころまでは観光をするのであれば、雨に降られてしまうことを覚悟すべきでしょう。

旅行費用の値段が高い時期は避けたいと考えている方も多いでしょうね。日本の大型連休に当たる、年末年始、ゴールデンウィーク、お盆休み、シルバーウィークの時期は日本からの海外旅行は航空券が高くなる傾向です。

それと、現地の祝日に当たる時期も空路や陸路が混雑するため避けたほうが良いでしょう。具体的には、年末年始、旧正月（2月上旬～中旬）、復活祭（4月）、イスラム教断食明け（6月）、夏休み（7月～8月）の時期です。

最後に、フィリピン・マニラの気候と季節のまとめとして、マニラの年間の気象データと旅行の際の持ち物などのポイントを紹介します。