イタリアの2月の服装-現地の気温や気候に合った服のコーデ

イタリアの2月の気温と服装について、気象データを参考に詳しく解説します。

2月には建国記念の日があり祝日になり、年によっては3連休になりますね。

2月の休みを利用して、旅行へ出かけられる方も多いでしょう。

一週間の休みがあれば、ゆっくりヨーロッパへの海外旅行もできますよ。

ヨーロッパの観光地と言えば、必ず名前が挙がるのがローマやミラノなどの観光スポットが多いイタリア。欧州旅行の中でもイタリアは人気が高いですね。

2月の海外旅行先として、イタリア旅行はいかがでしょうか？

ところで、2月のイタリアの現地状況は、どのような感じなのか…

イタリアの2月の気温は何度くらい？
イタリアの2月の天気は良い？悪い？
2月にはイタリアでは雨は多い？少ない？
イタリアの2月の気候は暖かい？寒い？
2月のイタリア旅行の服装はどうしたらいい？
2月のイタリア旅行での注意点は何？

2月にイタリア旅行を予定している方は、上記のような疑問を持っている方もいることでしょう。

そこで、以下では2月のイタリアの気温、天気、気候、天候、旅行時の服装と準備、この時期のイタリアのイベントや旅行情報をご紹介します。

最初に結論を挙げておくと、下記の3つのポイントになります。

イタリアの2月の気温は1℃～13℃くらい
イタリアの2月の降水量は東京と同様に少ない
イタリアの2月の服装は東京と同じような冬の服装

イタリアの2月の気温
イタリアの2月の天気
イタリアの2月の気候
イタリアの2月の服装
イタリアの2月の旅行情報

イタリアの2月の気温

2月	ローマ	ミラノ	ベネチア
最高気温	13.3℃	7.8℃	8.2℃
平均気温	8.9℃	4.3℃	4.8℃
最低気温	4.5℃	0.9℃	1.4℃

イタリアの2月の気温は何度くらいなのか？

上表はローマ、ミラノ、ベネチア（ヴェネツィア）の2月の最高気温（℃）、平均気温（℃）、最低気温（℃）を示しています。

2月のイタリアの気温は東京と同じ程度ですが、ローマのように東京よりも気温が高い都市もあれば、やや低い都市もあります。

以下では、気象統計データにより、イタリアの平均気温の年間推移を概観して、2月の気温がどれくらいなのかをグラフや表を用いて分かりやすく解説します。

イタリアの平均気温の年間推移

上のグラフはローマ、ミラノ、ベネチアの月別の平均気温の一年間の推移を示しています。

また、イタリアと日本の気温の違いが分かるように、東京の月別平均気温も含めて、イタリアの各都市と東京の気温を比較しています。

ご覧の通り、年間を通して気温を見ると、都市により気温の差があることが分かりますね。

イタリアの2月の気温の特徴

ローマの最高気温は13℃程度で最低気温は4.5℃
ミラノやベネチアの最高気温は8℃前後、最低気温も1℃前後と低い
東京と比べると、南イタリアではやや温暖で、北イタリアではやや寒冷

イタリアの2月の気温の推移

2月にイタリア旅行をされる予定の方は旅程についてはもう決まりましたか？

実は、イタリアの2月の気温は上旬と中旬と下旬では気温が異なり、都市によってはかなり気温差が大きくなります。

そのため、2月の上旬と下旬では、たとえ同じ時期でも気温が異なるため、旅行中の移動で気温の違いを感じることもあるかもしれません。

そこで、以下では観光地として人気が高いローマとミラノについて、イタリアの2月の1ヶ月間の日ごとの気温の推移を紹介します。

下記の気温は2月1日～28日までの日ごとの過去の最高気温と最低気温を示しています。

また、イタリアと日本では、気温差がどれくらい違うのか分かりやすいように、東京の最高気温と最低気温で比較しています。

ローマの2月の気温の推移

ローマの2月の日ごとの気温の推移

ローマの2月の上旬・中旬・下旬の最高気温と最低気温

下表はローマの2月の上旬、中旬、下旬の最高気温と最低気温で、（カッコ）内は東京との気温差を示しています。

ローマ	最高気温	最低気温
2月上旬	14.7 (+4.8)	6.3 (+5.1)
2月中旬	14.3 (+3.8)	3.4 (+1.6)
2月下旬	15.3 (+4.4)	3.3 (+1.1)

上旬・中旬・下旬の気温差

ローマでは2月の上旬、中旬、下旬では平均すると2度～3度の気温差しかありませんが…。実際には、グラフの通り、2月は気温の変動は大きく、一週間間隔で大きく気温が変わることも多く、2月下旬に気温が上昇していることを示しています。

最高気温と最低気温の気温差

ローマでは気温が比較的高く、最高気温と最低気温では8℃～12℃ほど気温差があり、一日の内でも夕方以降～早朝では寒くなります。

ローマと東京の気温差

東京とローマを比べると、最大で5℃ほど気温差があり、空港に到着時にはやや暖かく感じることでしょう。

ミラノの2月の気温の推移

ミラノの2月の日ごとの気温の推移

ミラノの2月の上旬・中旬・下旬の最高気温と最低気温

下表はミラノの2月の上旬、中旬、下旬の最高気温と最低気温で、（カッコ）内は東京との気温差を示しています。

ミラノ	最高気温	最低気温
2月上旬	9.0 (-0.9)	-0.3 (-1.5)
2月中旬	15.0 (+4.5)	0.8 (-1.0)
2月下旬	16.6 (+5.7)	0.6 (-1.6)

上旬・中旬・下旬の気温差

ミラノでは2月の上旬と下旬では平均すると、最大で8℃程度の気温差がありますが、実際にはグラフの通り、最大で15℃程度の気温差があり、一週間間隔で変動します。

最高気温と最低気温の気温差

ミラノでは2月は最高気温と最低気温では9℃～16℃程度の気温差があり、日中と朝晩では寒暖差を感じることでしょう。

ミラノと東京の気温差

ミラノは東京と比べると、日中も朝晩もおおむね6℃程度の気温差があり、東京と比べ、上旬まではやや気温が低く、中旬以降は気温が高くなっています。そのため、ミラノ到着時には現地の気候はやや暖かく感じることでしょう。

イタリアの2月の天気

海外旅行が充実したものになるかどうかは、天気の良し悪しに左右されることが多いですね。

そこで、以下では、イタリアの2月の雨の状況を降水量の気象データで解説します。

イタリアの雨の状況

イタリアの降水量の年間推移

イタリアの雨の状況はどうでしょうか？イタリアの主要都市の降水量について紹介します。

グラフはローマ、ミラノ、ベネチアの月別の降水量の年間推移を示しており、日本との雨の状況の違いが分かりやすいように、東京の降水量と比較しています。

イタリアの主要都市の降水量は東京と比べ、年間を通して、比較的少ないことがよく分かりますね。

2月のローマの雨の状況は雨が少ないのが特徴ですが、東京よりもやや多く、北イタリアのミラノやベネチアの降水量は東京と同じ程度です。

イタリアでの降雪について、気温が下がり天気が悪くなったタイミングで、北部のアルプス山脈の山麓エリアでは一時的に降雪になることもあります。そして、時には寒波が到来すると積雪になる年もあります。

下記で各都市の降水量を詳しくまとめていますので、訪問都市の降水量も確認してください。

イタリアの2月の降水量

ローマの2月の降水量：70mm/月
ミラノの2月の降水量：62mm/月
ベネチアの2月の降水量：53mm/月
東京の2月の降水量：56ｍｍ/月

上記の通り、イタリアの2月の降水量は東京とほぼ同じくらいだということが分かりますね。2月のイタリア旅行の際には、あまり天気を気にしなくてもよさそうです。ただし、折り畳み傘を一本持って行くことは忘れずに！

イタリアの2月の気候

イタリア北部：温暖湿潤気候、西岸海洋性気候
イタリア南部：地中海性気候

イタリアの気候区分は、上記のように大きく2つに区分されます。

それでは、イタリアの2月の気候はどんな感じなのか？

ご存知の方もいるかもしれませんが、イタリアは日本と同じように縦に縦断する国土が特徴です。

そして、イタリアの気候に大きく影響を与えているのは地中海の海流で、地中海沿岸部は暖流の影響で冬でも緯度の割には暖かいのが特徴。

また、北イタリアの北側にはアルプス山脈がそびえ立っているため、北方からの寒波を防ぐ効果があり、冬でも比較的温暖に保たれます。

そのため、東京からイタリアへ旅行する場合、東京と同じくらいの気温のため、旅行がしやすいでしょう。

それでは、以下では旅行時に注意したいことを含め、旅行時の服装を詳しく紹介しましょう。

イタリアの2月の服装

イタリアの2月の服装選びのポイント

イタリアの2月の服装はどんな感じなのか？

地中海沿岸の季節感

イタリアでは2月の時期は南イタリアと北イタリアでは少しだけ気温差があります。

特に、冬でも比較的温暖だとされるローマ以南の地中海沿岸都市は他都市とは異なり、冬の時期でも比較的温暖で、東京と同じような一般的な冬の服装で問題ないでしょう。

内陸の季節感

一方、ミラノを含めた他の内陸の都市では朝晩は冷え込む日もありますので、現地の気候に適した服装が必要になります。

具体的には、夕方以降～早朝までの時間帯や早朝の冷え込みに対応するために、冬のコーデの準備が必要でしょう。

目的地はどこ？

以上のことを踏まえると、比較的温暖な南イタリアとや寒冷な北イタリアの都市を同時に楽しもうとする場合、冬の服装と晩秋の服装あたりが必要になります。

このように、同じ時期に北イタリアと南イタリアを同時に観光する場合は、準備する服装に少しだけ工夫が必要になります。