サンクトペテルブルグの気候と地理概要
- 気候:亜寒帯湿潤気候(Dfb)
- 緯度:北緯59.97度
- 経度:東経30.30度
- 高度:標高3m
サンクトペテルブルグの天気(気温と降水量)
サンクトペテルブルグの気温
- 春:4月~5月
- 夏:6月~8月
- 秋:9月~10月
- 冬:11月~3月
サンクトペテルブルグは 北海道の北に位置する樺太島の最北端より高い緯度に当たり、夏は温暖で冬は非常に長く寒さが厳しいのが特徴の亜寒帯温潤気候(ケッペン気候区分)です。地理的には、フィンランドとエストニアの国境沿いのバルト海に面した場所に位置しています。
サンクトペテルブルグの春は4月から5月で、春とは言え4月の最低気温は氷点下になることも多いです。サンクトペテルブルグは内陸性気候のため気温差が大きく、5月の平均最高気温と平均最低気温の気温差は10度近くあります。
サンクトペテルブルグの夏の時期は6月から8月までです。東京と比べると平均気温は5度程度低くなり、夏にしては冷涼な気候になります。真夏に当たる7月と8月の平均最高気温は22度から24度程度ですが一時的に最高気温が30度以上に上がることもあります。一方で、真夏の時期でも最低気温が15度以下になる日も多く、涼しくなる日も多くなります。
サンクトペテルブルグの秋は9月から10月までの2ヶ月間とされています。9月になると急激に気温が下がり始め、秋の気配が深まってきます。そして朝晩は涼しく感じられる日が多くなります。10月になると東京の真冬と同じくらい、あるいはそれよりも低い気温になり寒くなります。
サンクトペテルブルグの冬は11月から翌3月までの5ヶ月間続きます。この時期は平均最高気温でさえ氷点下の日が多く、気温が最も低い時期は1月で、平均最低気温はマイナス8度程度まで下がります。冬期には厚手のコート、マフラー、手袋、ニット製の帽子、ブーツなどの全ての防寒具が必須です。
サンクトペテルブルグの降水量
サンクトペテルブルグの年間の天気のまとめ
- 一年で最も暑い時期は7月と8月で平均最高気温は22度~24度程度
- 一年で気温が最も低い時期は1月で平均最低気温はマイナス8度程度
- サンクトペテルブルグは夏期は比較的温暖で冬は寒さが非常に厳しいのが特徴
- 気温の面で最も過ごしやすい時期は比較的温暖な5月から9月の季節
- 年間を通して降水はありますが夏から秋に掛けてやや多い
- 真冬の時期(1月と2月)はマイナス35度程度まで気温が下がる年もある
サンクトペテルブルグの気温と降水量の統計データ
最高気温 | 平均気温 | 最低気温 | 降水量 | |
---|---|---|---|---|
1月 | -3.9 | -5.5 | -8.1 | 44 |
2月 | -2.4 | -5.8 | -7.1 | 33 |
3月 | 2.9 | -1.3 | -3.2 | 35 |
4月 | 9.4 | 5.1 | 2.0 | 32 |
5月 | 17.4 | 11.3 | 8.3 | 46 |
6月 | 20.4 | 15.7 | 12.3 | 72 |
7月 | 23.9 | 18.8 | 16.2 | 80 |
8月 | 21.7 | 16.9 | 14.5 | 83 |
9月 | 16.0 | 11.6 | 9.8 | 64 |
10月 | 8.7 | 6.2 | 4.3 | 67 |
11月 | 3.6 | 0.1 | 0.3 | 56 |
12月 | 0.2 | -3.9 | -3.1 | 49 |
サンクトペテルブルグへの旅行前のチェックポイントと服装
サンクトペテルブルグを旅行する場合、旅行に最適なベストシーズンは5月~9月、冬の時期は氷点下の日が多いため、防寒具などの万全の準備が必要になります。
冬の時期(12月、1月、2月)にサンクトペテルブルグを旅行する場合は、日本では考えられない極寒の季節になりますので防寒対策が必須です。特に、一年の内で最も寒さが厳しい1月と2月には氷点下10度以下になる日も多くなります。
サンクトペテルブルグを旅行する場合の服装
4月~5月
4月になると冬の寒さが緩み始め、少しづつ春の到来を迎えます。5月になると季節の節目を感じさせるくらい気温が上がり春めいてきます。ただし、日中は気温が上がり暖かく感じたとしても、朝晩は気温が下がり日本の真冬のように寒くなりますので、ダウンジャケットなどの暖かい服装が必要になります。
6月~8月
6月になると気温が上昇し平均気温は16度程度になり、本格的な夏の時期に突入します。夏期には平均気温は16度から20度程度まで上がりますので、晴れていれば日中は温暖に感じられる日も多くなります。
一方、平均最低気温は12度から16度程度ですが、過去には最低気温は5度を下回ったこともありますので、朝晩や降雨が続く日は涼しく感じる日もあります。そのため、薄手のダウンジャケットなどの荷物にならない冬服を一枚くらいは用意して出発しましょう。また、夏期は雨も降りますので雨具の準備も忘れずに!
9月~10月
9月になると気温が下がり始め、一気に秋の季節に突入します。サンクトペテルブルグでは9月頃までは旅行シーズンになりますが、平均最低気温は10度を下回ります。そして、10月になると東京の真冬並みの気温になりますので、ダウンジャケットやコートなどの冬の装いが必要です。
11月~3月
サンクトペテルブルグの冬の時期は極寒の季節になりますので、厚手のコートやダウンジャケットが必須です。また、1月や2月の極寒の季節は、緯度が高いため日照時間が少なく、底冷えする日が多くなりますので、マフラー、手袋、ニット製の帽子、ブーツなどのありとあらゆる防寒具が必須です。
屋内はヒーターで暖かく、屋外は極寒のため、室内外の気温差で体調を崩さないように防寒具の対策は重ね着で対応するのが良いでしょう。厚手の上着の下にはニットやダウンベストなど暖かい服を着て、ボトムスは厚手の生地のもの、あるいはズボンの下に履くタイツやパッチなどを用意しておくと底冷えを避けられます。
ここまで、ご覧頂きありがとうございます。
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