プラハの気候と季節について、年間の気温と降水量を中心に詳しく解説します。
プラハは中央ヨーロッパの国家・チェコ共和国の首都で、国土のほぼ中央部に位置しています。
旅行や観光、ビジネスでの出張などでプラハを訪問する方も多いことでしょう。日本からはプラハへは日本からの直行便がないため、ドイツなどでの乗り換え便を利用するか、陸路を経由しての入国になります。
以下では、プラハの気候と季節について気象統計データ、グラフや表を交えて分かりやすく紹介します。
プラハの気候
- 気候:西岸海洋性気候(Dfb)
- 緯度:北緯50.00度
- 経度:東経14.43度
- 高度:標高302m
プラハはドイツの東側、ポーランドの南側に位置するチェコの首都です。プラハは北海道の北に位置する樺太島の中部とほぼ同じ緯度にあたり、夏は温暖で冬は比較的寒冷なのが特徴の西岸海洋性気候(ケッペン気候区分)です。
夏季は内陸部の地形の影響で気温が上がりやすく非常に暑くなります。一方、冬季は気温が低く、氷点下にまで下がりますので、非常に寒くなります。また、夏よりも冬の方が湿度は高くなるのもプラハの気候の特徴。
プラハの年間の気温
上のグラフはプラハの月別の月平均最高気温(℃)、平均気温(℃)、月平均最低気温(℃)の年間の推移を示しています。
プラハと日本との気温の違いが分かりやすいよう、東京の平均気温を併せて比較しています。
プラハの年間の気温のポイントを下記にまとめておきます。
- 一年で最も暑い時期は7月と8月で平均最高気温は26℃前後
- 一年で気温が最も低い時期は1月と2月で平均最低気温はマイナス2℃程度
- プラハでは夏期は温暖で冬は比較的寒冷で降雪があるのが特徴
- 気温の面で最も過ごしやすい時期は比較的温暖な4月~9月の季節
プラハの年間の降水量
上のグラフはプラハの月別の降水量(mm/月)の年間の推移を示しています。日本との降水量の違いが分かるように、東京の降水量と比較しています。
プラハの年間の降水量の特徴について、下記にポイントをまとめておきます。
- プラハの年間降水量は517mm/年
- 年間を通して平均的に雨は降るが降水量は少ない
- 降水日数は月別で10日~15日/月と比較的多い
プラハの年間の気象データ
最高気温 | 平均気温 | 最低気温 | 降水量 | |
---|---|---|---|---|
1月 | 3.2 | -0.6 | -1.6 | 25 |
2月 | 4.7 | 0.6 | -1.7 | 23 |
3月 | 9.9 | 4.5 | 1.1 | 31 |
4月 | 16.3 | 9.3 | 5.1 | 28 |
5月 | 20.0 | 14.3 | 9.1 | 63 |
6月 | 23.6 | 17.1 | 12.7 | 68 |
7月 | 26.2 | 19.2 | 14.6 | 73 |
8月 | 25.7 | 18.7 | 13.9 | 78 |
9月 | 20.3 | 14.2 | 10.1 | 42 |
10月 | 13.5 | 9.3 | 5.6 | 26 |
11月 | 8.1 | 3.9 | 2.7 | 33 |
12月 | 4.0 | 0.5 | -0.8 | 29 |
上表はプラハの年間の気象データを示しており、月平均最高気温(℃)、月別平均気温(℃)、月平均最低気温(℃)、および月別の降水量(mm/月)を示しています。
プラハの季節
プラハの四季
- 春:3月~5月
- 夏:6月~8月
- 秋:9月~11月
- 冬:12月~2月
プラハの春
プラハの春は3月から5月とされており、この時期は春の訪れを感じさせるほど寒さが和らぎ、気温が上がり始めますが3月はまだまだ日本の冬の時期に相当するくらいの寒さが残ります。そして、4月~5月の平均気温は11度~15度程度と次第に暖かくなります。
プラハの夏
プラハの夏の時期は6月から8月までです。東京と比べると平均気温は3度~6度程度低くなり、夏にしては温暖な気候になります。真夏に当たる7月と8月の平均最高気温は24度から26度程度ですが、年によっては一時的に最高気温が35度以上にまで上がることもあります。
一方で、プラハは標高が比較的高いため、最高気温と最低気温では10度程度の日較差があり寒暖差が大きいのが特徴です。また、真夏の時期でも最低気温が15度以下になる日が多く、特に朝晩は涼しくなる日も多くなります。
プラハの秋
プラハの秋は9月から11月までとされています。9月になると急激に気温が下がり始め、秋の気配が深まり、朝晩は涼しく感じられる日が多くなり、東京の10月下旬~11月上旬頃の季節に相当します。そして、10月になると東京の真冬と同じくらいまで冷え込むことが多くなります。
プラハの冬
プラハの冬は12月から翌2月までとされており、緯度の割には温暖ですが降雪も見られるのが特徴です。この時期は最低気温が氷点下になる日も多くなり、気温が最も低い時期は1月と2月で、平均最低気温は氷点下まで下がります。冬期には厚手のコート、マフラー、手袋、ニット製の帽子などの防寒具が必須です。
プラハ旅行のポイント
プラハを旅行する場合、旅行に最適なベストシーズンは4月~9月です。4月頃になると春らしく、日中は暖かくなり、夏の時期は温暖で過ごしやすい日が続きます。
冬の時期(12月、1月、2月)にプラハを旅行する場合は、最低気温が氷点下にまで下がる日も多く、降雪もあるほど寒くなる季節になりますので、防寒対策も必要でしょう。
特に、一年の内で最も寒さが厳しい1月と2月には氷点下になる日も多くなります。過去にはマイナス25℃以下になったこともあります。
プラハ旅行の服装
春のプラハ旅行
3月になると冬の寒さが緩み始め、少しづつ春の気配を感じるようになります。4月~5月になると季節の節目を感じさせるくらい気温が上がり春めいてきます。
ただし、日中は気温が上がり暖かく感じたとしても、朝晩は気温が下がり日本の冬の時期のように寒くなる日がありますので、薄手のジャケットやジャンパーなどの服装が必要になります。
夏のプラハ旅行
6月になると気温が更に上昇し平均気温は23度程度になり、夏の時期に突入します。夏期には平均最高気温は26度程度まで上がりますので、晴れていれば日中は暑く感じられる日も多いです。
この時期の晴天の日の日中は半袖シャツ一枚でも快適に過ごせる日が多いですが、標高が高いため朝晩は気温が下がりますので長袖シャツかパーカーなども必要です。
秋のプラハ旅行
9月になると気温が下がり始め、一気に秋の季節に突入します。プラハでは9月頃までは旅行シーズンになりますが、平均最低気温は10度を下回る日もあります。
そして、10月~11月になると東京での真冬の季節に相当し、ダウンジャケットやコートなどの冬の装いが必要です。
冬のプラハ旅行
プラハの冬の時期は降雪もあり、氷点下になる日も多くなりますので、厚手のコートやダウンジャケットが必須です。
また、1月や2月の最も気温が下がる季節は、最高気温もあまり上がらないで底冷えする日が多くなり、降雪もあります。
そのため、外出する時にはマフラー、手袋、ニット製の帽子、ブーツなどのありとあらゆる防寒具が必須です。
ここまで、ご覧頂きありがとうございます。
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