モスクワの天気（気温/降水量）と気候｜服装と旅行準備をCheck

モスクワの気候と地理概要

• 気候：亜寒帯湿潤気候(Dfb)
• 緯度：北緯55.83度
• 経度：東経37.62度
• 高度：標高147m

モスクワの天気（気温と降水量）

モスクワの気温

• 春：4月～5月
• 夏：6月～8月
• 秋：9月～10月
• 冬：11月～3月

モスクワは　北海道の北に位置する樺太島の最北端より高い緯度に当たり、夏は温暖で冬は非常に長く寒さが厳しいのが特徴の亜寒帯温潤気候（ケッペン気候区分）です。

モスクワの春は4月から5月で、春とは言え4月の最低気温は氷点下になることも多いです。モスクワは内陸性気候のため気温差が大きく、5月の平均最高気温と平均最低気温の気温差は10度以上あり、一日の寒暖差は非常に大きいです。

モスクワの夏の時期は6月から8月までです。東京と比べると平均気温は5度程度低くなり、夏にしては冷涼な気候になります。真夏に当たる7月と8月の平均最高気温は24度から26度程度ですが一時的に最高気温が35度以上に上がることもあります。一方で、真夏の時期でも最低気温が10度以下になる日もあり、気温差が大きくなります。

モスクワの秋は9月から10月までの2ヶ月間とされています。9月になると急激に気温が下がり始め、秋の気配が深まってきます。そして朝晩は涼しく感じられる日が多くなります。10月になると東京の真冬と同じくらい気温が下がり寒くなります。

モスクワの冬は11月から翌3月までの5ヶ月間続きます。この時期は平均最高気温でさえ、氷点下で、気温が最も低い時期は1月のマイナス10度程度まで下がります。冬期には厚手のコート、マフラー、手袋、ニット製の帽子、ブーツなどの全ての防寒具が必要になります。

モスクワの降水量

モスクワの年間の天気のまとめ

• 一年で最も暑い時期は7月と8月で平均最高気温は24度～26度程度
• 一年で気温が最も低い時期の平均最低気温は1月と2月でマイナス8～10度程度
• モスクワは夏期は比較的温暖で冬は寒さが非常に厳しいのが特徴
• 気温の面で最も過ごしやすい時期は温暖な5月から9月の季節
• 年間を通して降水はありますが夏から秋に掛けてがやや多い
• 真冬の時期（1月と2月）はマイナス40度近くまで気温が下がる日もある

モスクワの気温と降水量の統計データ

	最高気温	平均気温	最低気温	降水量
1月	-5.0	-7.3	-9.8	52
2月	-3.1	-5.7	-8.4	43
3月	3.5	-0.2	-3.7	35
4月	11.9	7.1	2.3	36
5月	20.4	14.9	9.3	50
6月	22.8	17.7	12.5	80
7月	25.9	20.6	15.4	84
8月	23.9	18.6	13.8	82
9月	16.4	12.1	8.4	67
10月	8.6	5.8	3.1	71
11月	2.7	0.8	-1.2	55
12月	-1.7	-3.7	-5.7	50

モスクワへの旅行前のチェックポイントと服装

モスクワを旅行する場合、旅行に最適なベストシーズンは5月～9月、冬の時期は世界の首都の中でも最も寒さが厳しくなる都市の一つですので、この時期に旅行へ行く場合は防寒具などの万全の準備が必要になります。

冬の時期（12月、1月、2月）にモスクワを旅行する場合は、日本では考えられない極寒の季節になりますので防寒対策が必須です。特に、一年の内で最も寒さが厳しい1月と2月には氷点下10度以下になる日も多くなります。

モスクワを旅行する場合の服装

4月～5月

4月になると冬の寒さが緩み始め、少しづつ春の到来を迎えます。5月になると季節の節目を感じさせるくらい気温が上がり春めいてきます。ただし、日中は気温が上がり暖かく感じたとしても、朝晩は気温が下がり日本の真冬のように寒くなりますので、ダウンジャケットなどの暖かい服装が必要になります。

6月～8月

6月になると気温が上昇し平均気温は15度から20度程度になり、本格的な夏の時期に突入します。平均気温は18度から21度程度まで上がりますので、晴れていれば日中は暑く感じられる日も多くなります。

一方、平均最低気温は12度から15度程度ですが、過去には最低気温は一時的に氷点下になったこともありますので、朝晩や降雨が続く日は涼しく感じる日もあります。そのため、冬の服装を一枚くらいは用意もして出発しましょう。また、夏期は雨も降りますので雨具の準備も忘れずに！

9月

9月になると気温が下がり始め、一気に秋の季節に突入します。モスクワでは9月頃までは旅行シーズンになりますが、平均最低気温は10度を下回ります。そして、10月になると東京の真冬並みの気温になりますので、ダウンジャケットやコートなどの冬の服装が必要です。

10月～4月

モスクワの冬の時期は極寒の季節になりますので、厚手のコートやダウンジャケットが必須です。また、1月や2月の降雪日が多くなる時期には、マフラー、手袋、ニット製の帽子、ブーツなどのありとあらゆる防寒具が必須です。

屋内はヒーターで暖かく、屋外は極寒のため、室内外の気温差で体調を崩さないように防寒具の対策は重ね着で対応するのが良いでしょう。厚手の上着の下にはニットやダウンベストなど暖かい服を着て、ボトムスは厚手の生地のもの、あるいはズボンの下に履くタイツやパッチなどを用意しておくと底冷えを避けられます。