カザフスタン（アスタナ）の天気（気温/降水量）と気候｜旅行の服装

アスタナの気候と地理概要

• 都市：カザフスタン共和国 アスタナ
• 気候：ステップ気候 (BSk) / 湿潤大陸性気候 (Dfb)
• 緯度：北緯51.13度
• 経度：東経71.37度
• 高度：標高350m

アスタナの天気（気温と降水量）

アスタナの気温

• 春：4月～5月
• 夏：6月～8月
• 秋：9月～10月
• 冬：11月～3月

アスタナは　北海道の北に位置する樺太島の中北部あたりと同緯度に当たり、夏は温暖冷涼で冬は非常に長く寒さが厳しく、気温の年較差が非常に大きいのが特徴のステップ気候と亜寒帯湿潤気候の両特性があります。

アスタナの春は4月から5月で、春とは言え4月の最低気温は氷点下になることもあります。アスタナは大陸性気候のため気温の日較差が大きく、5月の平均最高気温と平均最低気温の日較差は13度程度あり、一日の寒暖差は非常に大きいです。

アスタナの夏の時期は6月から8月までです。東京の夏と比べると平均気温は2度～7度程度低くなり、夏にしては冷涼な気候になります。真夏に当たる7月と8月の平均最高気温は26度程度ですが、過去には一時的に最高気温が40度程度に上がったこともあります。一方で、真夏の時期でも最低気温が15度以下になる日もあり、気温差が大きくなります。

アスタナの秋は9月から10月までの2ヶ月間とされています。9月になると急激に気温が下がり始め、秋の気配が深まってきます。そして朝晩は涼しく感じられる日が多くなります。10月になると東京の真冬よりも気温が下がり非常に寒くなります。

アスタナの冬は11月から翌3月までの5ヶ月間続きます。この時期は平均最高気温でさえ、氷点下で、気温が最も低い時期の1月の平均最低気温はマイナス20度まで下がります。冬期には厚手のコート、マフラー、手袋、ニット製の帽子、ブーツなどの特別な防寒具が必要になります。

アスタナの降水量

アスタナの年間の天気のまとめ

• 一年で最も暑い時期は7月と8月で平均最高気温は26度程度
• 一年で気温が最も低い時期の平均最低気温は1月と2月でマイナス20度程度
• アスタナの夏期は比較的温暖冷涼で冬は寒さが非常に厳しいのが特徴
• 気温の面で最も過ごしやすい時期は温暖な5月から9月の季節
• 年間を通して降水はありますが非常に少なく、年間降水量は305mm
• 真冬の時期（1月と2月）はマイナス50度程度まで気温が下がった日もある

アスタナの気温と降水量の統計データ

	最高気温	平均気温	最低気温	降水量
1月	-10.7	-15.0	-19.9	16
2月	-9.3	-13.2	-18.8	14
3月	0.1	-6.0	-9.0	15
4月	13.7	5.7	2.2	20
5月	21.2	14.6	8.5	36
6月	26.3	19.4	13.8	38
7月	26.6	20.7	14.9	47
8月	26.2	19.2	13.4	27
9月	19.8	12.8	7.3	21
10月	10.0	4.8	0.5	26
11月	-0.9	-3.9	-7.9	25
12月	-8.0	-11.9	-15.7	21

アスタナへの旅行前のチェックポイントと服装

アスタナを旅行する場合、旅行に最適なベストシーズンは5月～9月、冬の時期は世界の首都の中でも最も寒さが厳しくなる都市の一つですので、この時期に旅行へ行く場合は防寒具などの万全の準備が必要になります。

冬の時期（12月、1月、2月）にアスタナを旅行する場合は、日本では考えられない極寒の季節になりますので防寒対策が必須です。特に、一年の内で最も寒さが厳しい1月と2月には氷点下20度以下になる日も多くなります。

アスタナを旅行する場合の服装

4月～5月

4月になると冬の寒さが緩み始め、少しづつ春の到来を迎えます。5月になると季節の節目を感じさせるくらい気温が上がり春めいてきます。ただし、日中は気温が上がり暖かく感じたとしても、気温の日較差が大きく朝晩は気温が下がり日本の真冬のように寒くなりますので、ダウンジャケットなどの暖かい服装が必要になります。

6月～8月

6月になると気温が上昇し平均気温は20度程度になり、本格的な夏の時期に突入します。夏期の気温は13度から27度程度ですので、晴れていれば日中は暑く感じられる日も多くなります。

一方、平均最低気温は13度から15度程度ですが、過去には最低気温は一時的に氷点下になったこともありますので、一般的に朝晩は涼しく感じる日が多いです。そのため、冬の服装を一枚くらいは用意して出発しましょう。

9月～11月

9月になると気温が下がり始め、一気に秋の季節に突入します。アスタナでは9月頃までは旅行シーズンになりますが、平均最低気温は7.3度と10度を下回ります。そして、10月になると東京の真冬の気温になりますので、ダウンジャケットやコートなどの冬の服装が必要です。

12月～2月

アスタナの冬の時期は極寒の季節になりますので、厚手のコートやダウンジャケットが必須で、降雪日が多くなる時期には、マフラー、手袋、ニット製の帽子、ブーツなどのありとあらゆる防寒具が必須です。

屋内はヒーターで暖かく、屋外は極寒のため、室内外の気温差で体調を崩さないように防寒具の対策は重ね着で対応するのが良いでしょう。厚手の上着の下にはニットやダウンベストなど暖かい服を着て、ボトムスは厚手の生地のもの、あるいはズボンの下に履くタイツやパッチなどを用意しておくと底冷えを避けられます。