台湾の7月の気温と服装はどう？気候と天気も旅行出発前に確認！

台湾の7月の気温と服装について、気象データをもとに詳しく解説します。

7月には海の日があり、下旬からは夏休みが始まりますが、今年の予定は決まりましたか？

短期間の海外旅行であれば、近くて、安くて、気軽に楽しめる台湾はいかがでしょうか？

7月の台湾旅行で気になるのが、現地の状況ではないでしょうか？

台湾の7月の気温は何度くらい？
台湾の7月の天気は良い？悪い？
7月の台湾では雨は多い？少ない？
台湾の7月の気候はどれくらい暑い？蒸し暑い？
7月の台湾での服装はどんな感じ？
7月の台湾旅行で注意点は？

7月に台湾への旅行を考えている方は、上記のような疑問を持っているのではないでしょうか？

以下では、台湾気象局の気象データを参考に、台湾の7月の気温、天気、気候、天候、旅行時の服装、現地の祝日や注意点を紹介します。

最初に主要都市のポイントを挙げておくと、下記の通りです。

台湾の7月の気温25℃～34℃
台湾の7月は雨が非常に多くなり、台風の可能性も
台湾の7月の服装は夏の装いを中心にコーデ

台湾の7月の気温
台湾の7月の天気
台湾の7月の気候
台湾の7月の服装
台湾の7月の旅行情報
まとめ

台湾の7月の気温

7月	台北	台中	高雄	東京
最高気温	34.3℃	33.0℃	32.4℃	29.2℃
平均気温	29.6℃	28.6℃	29.2℃	25.0℃
最低気温	26.3℃	25.2℃	26.4℃	21.8℃

台湾の7月の気温は何度くらいなのか？

7月の台湾では、どれくらい暑いのでしょうか？蒸し暑いのでしょうか？

上表は台北、台中、高雄の7月の月平均最高気温（℃）、平均気温（℃）、月平均最低気温（℃）を示しています。

7月の台湾の気温は東京と同じく、とても蒸し暑くなる季節になります。

以下では、気象統計データをもとに、台湾の平均気温の年間推移を確認して、7月の気温がどれくらいなのかをグラフや表で詳しく解説します。

台湾の平均気温の年間推移

台湾の平均気温（℃）

上のグラフは台湾の主要都市（台北、台中、高雄）の月別の平均気温の一年間の推移を示しています。

また、台湾と日本の気温の違いが分かるように、東京の月別平均気温と比較しています。

上のグラフの通り、年間を通して気温を見ると、台湾は気温が温暖で一年中暖かそうですね。

台湾の7月の気温

台湾の7月の気温について、月内はどのように変動するのか、上旬、中旬、下旬での気温の違いは？

以下では、観光スポットとして人気が高い台北と高雄の2つの主要都市の7月の月内の日ごとの最高気温と最低気温の推移を紹介します。

台湾と日本の気温の違いが分かりやすいように、東京の最高気温と最低気温の過去平均値と比較しています。

※下表のカッコ内は東京と比較した場合の気温差を示しています。

台北の7月の気温の推移

台北	最高気温	最低気温
7月上旬	34.3 (+6.6)	27.4 (+7.0)
7月中旬	33.0 (+3.9)	28.0 (+6.2)
7月下旬	33.8 (+3.4)	27.4 (+4.5)

台北の7月の気温の推移の特徴として、上のグラフの通り、気温が高止まりし、非常に暑くなります。

また、最高気温と最低気温の気温差である日較差は比較的小さく、夜も蒸し暑く、一日の内で寒暖差はあまり感じないでしょう。

台湾と日本の気温差に注目すると、東京の気温より3℃～7℃程度高くなりますので、台北到着時には暑く感じることでしょう。

高雄の7月の気温の推移

高雄	最高気温	最低気温
7月上旬	30.3 (+2.6)	25.1 (+4.7)
7月中旬	32.8 (+3.7)	26.4 (+4.6)
7月下旬	32.5 (+2.1)	26.4 (+3.5)

高雄の7月の気温の推移の特徴は、南方からの夏季季節風を受けて、熱い風が吹き付けるため、気温が高くなります。

また、最高気温と最低気温の気温差である日較差は小さく、熱帯夜になることが多く、一日の寒暖差はあまり感じないでしょう。

高雄と日本の気温差に注目すると、東京の気温より2℃～5℃程度高くなりますので、高雄に到着時には暑く感じることでしょう。

台湾の7月の体感温度

7月	台北	台中	高雄	東京
湿度/%	73.0	75.6	78.7	77.0
不快指数	70.4	69.6	70.1	66.6

台湾の7月の湿度

台湾の相対湿度（%）の年間推移

グラフは台湾の湿度に関する気象データをまとめたものです。

各都市で若干の違いはありますが、年間を通して東京と比較してみると、台湾の湿度はとても高いことを示しています。

台湾の7月の湿度は73%～79%で、東京と比べると、南国特有の湿った風を受け湿度は高くなり、夏の季節を感じる時期になりますが、体感温度はどうでしょうか･･･。

台湾の7月の不快指数

台湾の不快指数の年間推移

グラフは台北、台中、高雄の各都市の不快指数をまとめたものです。

不快指数とは、気温と湿度の両面から感じる体感温度を示すもので、60～70が快適な指数になります。

東京と比べると、年間を通して、台湾の不快指数が非常に高いことが分かります。

台湾の7月の不快指数は69～71となっていますので、月平均では快適ながら、実際には数値以上に蒸し暑く感じます。

上記はあくまで、月平均の指数になりますので、気温が高く、雨が多い週は、湿度も非常に高くなり、蒸し暑さを強く感じることになります。

台湾の7月の天気

7月	台北	台中	高雄	東京
降水量/mm	245.1	307.9	390.9	153.5
降水日数	12.3	12.8	12.9	10.3

降水量

台湾の降水量の年間推移

グラフの通り、台湾の7月の降水量は、台湾全土で急激に増え始めるのが特徴。

特に、雨の降り方に注目すると、シトシトと降る小雨ではなく、スコールのように土砂降りになることが多くなる時期です。

降水日数

台湾の降水日数の月別年間推移

グラフが示している通り、台湾の主要都市では降水日数は12日～13日程度ですので、2日か3日に1日程度は雨が降ることになります。

突発的に雨が降ることが多いため、雨が降っては止んで、晴れ間が出るように、雨と晴れ間が繰り返される傾向です。

日照時間

台湾の日照時間の月別年間推移

上のグラフの日照時間から分かるように、7月の台湾では日照時間が年間で最も長くなる時期にあたります。

雨が多い台北でも日が差すことが多くなり、夏至を中心に日の出から日の入りまでの時間が長くなるため日照時間が長くなります。この時期は日焼けや紫外線には注意しましょう。

台湾の7月の気候

温暖湿潤気候：台湾北部～中部
亜熱帯モンスーン気候：台湾南部

台湾の気候区分は、温暖湿潤気候（Cfa）と亜熱帯モンスーン気候(Am)に大きく区分されます。

台湾中部の嘉義付近を境界に台湾北部から中部までは年間を通して、比較的温暖な気候、台湾南部は夏季季節風の影響を受けやすく亜熱帯気候とされています。

台湾には四季があり、季節区分を月ごとに示すと、下記のようになります。

春：3月～4月
夏：5月～10月
秋：11月
冬：12月～2月

それでは、台湾の7月の気候はどのような季節感なのか？

台湾の7月の気候は、上記の通り、夏の季節そのもので、気温が上がり、天気が良い日も多くなります。

ただし、天候は不安定で、突発的なスコールの大雨になったり、急に天気が回復して快晴になったりします。このように曇りの日が少なくなるのが台湾の夏の特徴でしょう。

以下では、旅行出発前に注意したいことを含め、現地の気候に合った服装を詳しく紹介しましょう。

台湾の7月の服装

台湾の7月の服装はどのような感じなのか？

台湾の7月の服装選びのポイント

台湾の7月の服装選びのポイントをいくつか紹介します。

雨が多い季節？

台湾の7月は雨が多い季節ですので、外出時には突発的に雨が降り出しても問題ないような準備が必要です。

具体的な対策として、日傘にもなる雨晴れ兼用の折り畳み傘を持って出かけましょう。また、急な雨の際には足元が濡れやすくなるため、履き物はサンダルがよいでしょう。ズボンの裾も濡れやすいため、七分丈パンツやハーフパンツが◎。

紫外線対策

日照時間も長くなり、夏のように強い日差しになるため、外出時には紫外線にも注意。天気が良い日は直射日光を浴び続けると、皮膚に大きなダメージを受けますので、それなりの準備が必要です。

具体的な対策には、UVカットの帽子、日傘、長袖、サングラス、UVカットサングラス、女性の方はUVカットクリームなどを用意しておくと紫外線対策として効果的です。

冷房対策

台湾では暑くなる季節は屋内は冷房が強めに設定されています。また、交通機関の車内やホテルなどの屋内は、通年で湿度管理とカビ対策として常時機能しています。

そのため、室内ではカーディガンなどの長袖の服を準備しましょう。特に、冷え性の方や冷房に弱い方は、電車やバスあるいはレストランなどではロングパンツやロングスカートの方が無難です。

虫刺され対策

気温が高く、雨が降ると、蚊などの虫が大量に発生するため、虫刺され対策が必要になります。具体的には、長袖長ズボンを準備すれば、虫刺されを充分に防ぐことができます。

もし必要であれば、虫除けスプレー、虫刺され薬、携帯用虫除けリキッドなどを準備すると安心です。

特に、冬の時期はホテルの部屋の中に蚊が入ってきて、就寝時に蚊の音に悩まされることがありますので、虫除けスプレーが効果的です。