フィンランドの12月の気温と服装は？気候と天気も出発前に確認！

フィンランドの12月の気温と服装について、気象データを参考に詳しく解説します。

12月末からの年末の大型連休を、みなさまはどのように過ごされますか？

冬休みの休暇を利用して、海外旅行を予定している方も多くいますね。

この時期に海外旅行をするのであれば、ヨーロッパへの旅行がおすすめです。

北欧の玄関口・ヘルシンキ、白夜、古都・トゥルクのトゥルク城、と言えば･･･、フィンランド！

12月のフィンランド旅行前には現地の状況が気になりますね。

フィンランドの12月の気温は何度くらい？
フィンランドの12月の天気は良い？悪い？
12月にはフィンランドでは雨は多い？少ない？
フィンランドの12月の気候はどれくらい寒い？
12月のフィンランド旅行の服装はどう？
12月のフィンランド旅行での注意点は何？

12月にフィンランドへの旅行を予定している方は、上記のような疑問を持っている方もいるのではないでしょうか？

そこで、以下では気象データをもとに、12月のフィンランドの気温、天気、気候、天候、旅行時の服装、この時期のフィンランドの祝日や旅行情報をご紹介します。

最初に主要都市のポイントを3つにまとめると、下記の通りです。

フィンランドの12月の気温は－8℃～0℃
フィンランドの12月の天気について降水量は比較的少ない
フィンランドの12月の服装は真冬の服＋防寒具を中心にコーデ

フィンランドの12月の気候
フィンランドの12月の気温
フィンランドの12月の天気
フィンランドの12月の服装
フィンランドの12月の旅行情報

フィンランドの12月の気候

フィンランドの気候：冷帯湿潤気候

フィンランドの気候区分は、国土の大部分は冷帯湿潤気候に属します。

フィンランド南部は北大西洋海流の暖流の影響を受けることで、緯度が高い割には、比較的寒さを凌ぎやすく、四季も存在します。

一方、フィンランド北部およびロシアとの国境付近では冬季は寒さが厳しく、湖などは凍結して、一年の半年くらいは雪と氷で占められるところが多くなります。

降水量は季節によって変動することは少ないですが、夏～秋の時期にやや多くなる傾向です。

それでは、フィンランドの12月の気候はどのような季節感なのか？

フィンランドの12月の気候は、緯度が高いため、東京と比べると、気温が低く寒冷で、現地では真冬の寒さしか感じない寒冷な季節になります。

そのため、12月にフィンランド旅行をする場合、日本で例えると、北海道の冬のような季節のイメージになります。

以下では、フィンランドの気温、天気や降水量、旅行出発前に注意したいことを含め、現地の気候に合った服装などを詳しく紹介します。

フィンランドの12月の気温

12月	ヘルシンキ	タンペレ	トゥルク
最高気温	-0.5℃	-2.2℃	-0.3℃
平均気温	-3.1℃	-5.2℃	-3.0℃
最低気温	-5.6℃	-8.2℃	-5.7℃

フィンランドの12月の気温は何度くらいなのか？

12月のフィンランドでは、寒いのでしょうか？

上表はヘルシンキ、タンペレ、トゥルクの12月の月平均最高気温（℃）、平均気温（℃）、月平均最低気温（℃）を示しています。

12月のフィンランドの気温は東京と比べ低く、寒冷なのが特徴です。

以下では、気象統計データをもとに、フィンランドの平均気温の年間推移を確認して、12月の気温がどれくらいなのかをグラフや表で詳しく解説します。

フィンランドの平均気温の年間推移

上のグラフはヘルシンキ、タンペレ、トゥルクの月別の平均気温の一年間の推移を示しています。

また、フィンランドと日本の気温の違いが分かるように、東京の月別平均気温も含めて、フィンランドの各都市と東京の気温を比較しています。

グラフの通り、年間を通して気温を見ると、フィンランドの南部にある主要都市は同じような気温だということが分かりますね。

フィンランドの12月の気温の特徴

フィンランドの主要都市の気温についてまとめておきます。

フィンランドの12月の最高気温（月平均）は－2℃～0℃
フィンランドの12月の平均気温（月平均）は－3℃～－5℃
フィンランドの12月の最低気温（月平均）は－5℃～－8℃
東京と比べ、12月のフィンランドの主要都市の気温はかなり低い

フィンランドの12月の気温の推移

フィンランドの12月の上旬、中旬、下旬の気温の推移について、グラフと表で詳しく紹介します。

下のグラフで示している通り、フィンランドの12月の気温は上旬～下旬へ向けて、週替りで気温が変動し低下します。

そのため、一週間以上の旅行の場合は、現地では日によって気温の変化を肌で感じることもあるでしょう。

そこで、以下では観光地として人気が高いヘルシンキについて、12月の1ヶ月間の日ごとの気温の推移を紹介します。

下記の気温は12月1日～31日までの日ごとの過去の最高気温と最低気温を示しています。

また、フィンランドと日本では、気温差がどれくらい違うのか分かりやすいように、東京の最高気温と最低気温で比較しています。

ヘルシンキの12月の気温の推移

ヘルシンキの12月の上旬・中旬・下旬の気温

ヘルシンキ	最高気温	最低気温
12月上旬	3.7 (-9.6)	0.8 (-4.2)
12月中旬	0.4 (-11.5)	-1.9 (-5.4)
12月下旬	-0.1 (-10.9)	-3.9 (-6.1)

上表はヘルシンキの12月の上旬、中旬、下旬の最高気温と最低気温で、（カッコ）内は東京との気温差を示しています。

ヘルシンキでは12月の上旬、中旬、下旬では平均すると、数℃程度の気温差しかありませんが、上旬・中旬・下旬では週ごとに気温が変動します。

週によっては10℃程度の気温差があり、寒暖差を感じる寒く感じることでしょう。

最高気温と最低気温では日中と朝晩の日較差は小さいため、寒暖差を感じることは少ないですが、氷点下の寒さには注意。

東京とヘルシンキの気温差を比べると、－4℃～－12℃程度の気温差があるため、ヘルシンキの空港到着時には、東京と比べ寒く感じることでしょう。

なお、フィンランドは国土が狭いため、タンペレやトゥルクなどの南部の他都市でもヘルシンキと同じような気温の変動となります。

フィンランドの12月の天気

現地での旅行が充実した楽しい旅になるかどうかは、現地の天気の良し悪しに大きく影響されますね。

そこで、以下では、フィンランドの12月の現地の雨の状況を降水量の気象データで解説します。

最初にポイントを挙げると、フィンランドの12月の雨の状況について降水量は比較的少ないですが、降水日数がやや多いのが特徴。

フィンランドの雨・降水量の状況

フィンランドの降水量の年間推移

12月のフィンランド旅行の際の雨が心配ではないでしょうか？フィンランドの主要都市の降水量について紹介します。

グラフはヘルシンキ、タンペレ、トゥルクの月別の降水量の年間推移を示しており、日本との雨の状況の違いが分かりやすいように、東京の降水量と比較しています。

年間を通してみると、フィンランドの主要都市の降水量は東京と同じく、比較的少ないことがよく分かりますね。

ところが、都市により若干異なりますが、フィンランドの12月の降水日数は15日前後となっていますので、一ヶ月の内の2日に1日くらいは雨や雪が降るということを示しています。

以下で各都市の降水量を詳しくまとめておきますので、旅行時の訪問都市の天候の予測にお役立てください。

フィンランドの12月の降水量

ヘルシンキの12月の降水量：57mm/月
タンペレの12月の降水量：44mm/月
トゥルクの12月の降水量：68mm/月
東京の12月の降水量：51ｍｍ/月

上記の通り、12月のフィンランドでは降水量は比較的少ないですが、降水量の割には降水日数はやや多めです。

12月のフィンランド旅行の際には、大雨の心配をする必要はなさそうですが、雨や雪が降ることがあるため、折り畳み傘を一本持って行くことを忘れずに！

フィンランドの12月の服装

フィンランドの12月の服装選びのポイント

フィンランドの12月の服装はどのような感じなのか？

季節は真冬？

ヘルシンキなどの主要都市では12月中旬以降には気温が急激に低下し、毎日、氷点下になります。中旬以降には－10℃近くまで下がることがあります。そのため、朝晩は非常に寒く感じることになります。

12月のフィンランド旅行では東京の真冬の季節を想定しながら、寒さに備えられる服装の準備をしましょう。

真冬の服装の準備

フィンランドでは12月には日本より一足早く、真冬の季節となります。

以上のことを踏まえて、冬の寒さを感じる季節に備えられ、風や雨を避け、カッパ代わりにもなるフード付きの防水加工のマウンテンパーカーやダウンコートなどがよいでしょう。

また、暖かい上着に加えて、中には保温性の高いセーターやフリースなど体温調整がしやすい服にカットソーやヒートテックなど重ね着をするのがよいでしょう。