シカゴの気候と季節について、年間の気温と降水量を中心に詳しく解説します。
シカゴはアメリカ中西部の五大湖の湖畔に位置している米国の主要都市です。
日本からはシカゴへは各航空会社が直行便を就航させており、所要時間11時間ほどで向かうことができます。
旅行や観光、ビジネスでの出張などでシカゴを訪問する方も多いことでしょう。
以下では、シカゴの気候と季節について気象統計データ、グラフや表を交えて分かりやすく紹介します。
シカゴの気候
- 都市:アメリカ合衆国 イリノイ州 シカゴ
- 気候:亜寒帯湿潤気候(Dfa)
- 緯度:北緯41.98度
- 経度:西経87.9度
- 高度:標高203m
シカゴの年間の気温
上のグラフはシカゴの月別の月平均最高気温(℃)、平均気温(℃)、月平均最低気温(℃)の年間の推移を示しています。シカゴと日本との気温の違いが分かりやすいよう、東京の平均気温を併せて比較しています。
シカゴの年間の気温のポイントを下記にまとめておきます。
- 一年で最も暑い時期は7月で月平均最高気温は29℃程度
- 一年で最も寒い時期は1月で月平均最低気温は-9℃程度
- シカゴは夏期は暑く、冬は寒さが非常に厳しく極寒になるのが特徴
- 気温の面で最も過ごしやすい時期は5月~6月、9月~10月
シカゴの年間の降水量
上のグラフはシカゴの月別の降水量(mm/月)の年間の推移を示しています。日本との降水量の違いが分かるように、東京の降水量と比較しています。
シカゴの年間の降水量の特徴について、下記にポイントをまとめておきます。
- 年間を通して降水量は平均的にあり、年間降水量は927mm
- 通年で降水日数(日/月)は10日前後と平均的
- 真冬の時期(1月と2月)は降雪日もあり、凍りつくように底冷えする
シカゴの年間の気象データ
最高気温 | 平均気温 | 最低気温 | 降水量 | |
---|---|---|---|---|
1月 | -0.9 | -4.6 | -9.1 | 44 |
2月 | -0.2 | -2.4 | -8.2 | 45 |
3月 | 8.7 | 3.2 | -0.7 | 64 |
4月 | 14.9 | 9.3 | 3.9 | 81 |
5月 | 21.7 | 15.0 | 10.1 | 93 |
6月 | 26.8 | 20.5 | 15.7 | 87 |
7月 | 28.9 | 23.3 | 18.4 | 92 |
8月 | 28.1 | 22.4 | 18.1 | 123 |
9月 | 24.1 | 18.2 | 13.8 | 83 |
10月 | 17.2 | 11.4 | 7.2 | 81 |
11月 | 9.7 | 4.6 | 0.7 | 80 |
12月 | 2.0 | -2.3 | -5.2 | 56 |
上表はシカゴの年間の気象データを示しており、月平均最高気温(℃)、月別平均気温(℃)、月平均最低気温(℃)、および月別の降水量(mm/月)を示しています。
シカゴの年間の季節
シカゴの年間の季節について、春・夏・秋・冬の四季ごとの特徴を紹介します。
- 春:4月~5月
- 夏:6月~8月
- 秋:9月~10月
- 冬:11月~3月
シカゴは北海道の函館とほぼ同緯度にあたり、気候も北海道と同じ亜寒帯湿潤気候です。
シカゴの春は4月から5月までです。この期間は日中と朝晩の気温の日較差が大きく、気温差では10度以上になります。そのためシカゴの春の時期の服装には注意が必要です。
シカゴの夏の時期は6月から8月までです。この期間は東京と同じくらい気温が高くなることもあり非常に暑く、しばしば酷暑とも言うべき暑さに見まわれます。そのため、室内や公共機関などでは冷房がガンガン効いているため、逆に室内は寒くなりますので、薄手のカーディガンなどを持参すると良いでしょう。
シカゴの秋は9月から10月までです。10月になると秋が深まり、気温や寒さは東京の10月~11月頃に相当し、日本(東京)よりも1ヶ月ほど秋が早く訪れるイメージです。そして朝晩は寒く感じられる日も多くなります。
シカゴの冬は11月から3月までと長くて厳しい冬が続きます。この時期の寒さは北極寒気の強い風の影響もあり非常に寒く感じられます。厚手のコート、マフラー、手袋、ニット製の帽子などの防寒具を持っていきましょう。
そして、真冬は北海道と同じくらい気温が下がり、12月、1月、2月には雪が降る日も多くなり冷え込みが厳しくなります。シカゴの真冬の時期(1月~2月)の平均最低気温は氷点下になりマイナス9度程度まで下がり、非常に寒くなり底冷えが厳しくなり、文字通り極寒の季節になります。
シカゴへの旅行の注意点
シカゴを旅行する場合、旅行に最適なベストシーズンは5月~6月、9月~10月で、12月から2月までの真冬の時期は日本の北海道と同じように寒さが厳しくなりますので、この時期に旅行へ行く場合は防寒具が必要になります。
冬の時期(12月、1月、2月)にシカゴを旅行する場合は、雪が降る日も多くなりますので防寒対策が必須です。特に、一年の内で最も寒さが厳しい1月と2月には、ほぼ毎日、氷点下になります。また、風が強い日は実際の気温以上に体感温度は低くなるのがシカゴの冬の時期の特徴です。
大豪雪になった場合は、全米に非常事態宣言が出されて、空港を含めた公共交通機関が全てストップすることもしばしばありますので注意しましょう。
シカゴ旅行の服装
4月~5月
4月から冬の寒さが緩み始め、少しづつ春の到来を迎えます。そして5月になると、季節の節目を感じさせるくらい気温が上がり春めいてきます。ただし、日中は暖かい日が続いたとしても、朝晩は寒くなり、日較差が15度程度になる日も多いですので、薄手のニットやカーディガンなど温度調節がしやすい服装を用意しておきましょう。
6月~8月
6月から更に気温が上昇し、本格的な夏の時期に突入します。シカゴの夏の時期は東京のように高温多湿の気候ではなく、大気は比較的乾燥していますが、高い緯度の割には気温が高くなります。そのため、半袖とショートパンツなど風通しの良い服装で快適に過ごせます。
9月~10月
9月から10月までがシカゴでは最も過ごしやすい時期になり、特に9月は降雨も比較的少ないため、旅行のベストシシーズンになります。長袖シャツに薄手のパーカーやライトダウンジャケットで快適に過ごすことができます。特に、この時期は暑い夏の時期から一気に気温が下がる時期ですので、日中と朝晩の気温差に気をつけましょう。
11月~3月
風も強く寒さも北海道と同様に厳しいシカゴの冬の時期は厚手のロングコートやダウンコートが必須です。また、1月や2月の降雪の日が多くなる時期には、マフラー、手袋、ニット製の帽子、ブーツなどの防寒具も持参しましょう。
屋内はヒーターで暖かく、屋外は極寒のため、室内外の気温差で体調を崩さないように防寒具の対策は重ね着で対応するのが良いでしょう。厚手の上着の下にはニットやダウンベストなど暖かい服を着て、ボトムスは厚手の生地のもの、あるいはズボンの下に履くタイツやパッチなどを用意しておくと底冷えを避けられます。
ここまで、ご覧頂きありがとうございます。
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