イギリスの5月の気温と服装をCHECK！現地の気候や天気も紹介。

イギリスの5月の気温と服装について、気象データを参考に詳しく解説します。

5月上旬までのGW（ゴールデンウイーク）は日並びによっては10連休になることもありますね。

ＧＷの大型休暇を利用して、海外旅行をしてみようと予定している方も多いでのはないでしょうか？

この時期に1週間程度の休みで海外旅行へ向かわれるのであれば、ヨーロッパへの旅行がおすすめです。

欧州旅行と言えば、歴史と伝統で名高い観光スポット、サッカー・プレミアリーグ、フィッシュ＆チップなどで有名なイギリス！

5月のイギリス旅行前には現地の状況が気になりますね。

イギリスの5月の気温は何度くらい？
イギリスの5月の天気は良い？悪い？
5月にはイギリスでは雨は多い？少ない？
イギリスの5月の気候はまだ肌寒い？
5月のイギリス旅行の服装はどう？
5月のイギリス旅行での注意点は何？

5月に英国旅行を予定している方は、上記のような疑問を持っている方もいることでしょう。

そこで、以下では気象データをもとに、5月の英国の気温、天気、気候、天候、旅行時の服装、この時期の英国のイベントや旅行情報をご紹介します。

最初にポイントだけを挙げておくと、下記の3つになります。

イギリスの5月の気温は6℃～18℃
イギリスの5月の天気は降水量は少ないが降水日数は多め
イギリスの5月の服装は初春の服でＯＫ

イギリスの5月の気温
イギリスの5月の天気
イギリスの5月の気候
イギリスの5月の服装
イギリスの5月の旅行情報

イギリスの5月の気温

5月	ロンドン	リバプール	エディンバラ
最高気温	17.7℃	15.4℃	14.5℃
平均気温	13.1℃	11.3℃	10.2℃
最低気温	8.6℃	7.2℃	5.9℃

イギリスの5月の気温は何度くらいなのか？

5月のイギリスではまだ寒いのか？もう暖かいのか？

上表はロンドン、リバプール（リヴァプール）、エディンバラの5月の月平均最高気温（℃）、平均気温（℃）、月平均最低気温（℃）を示しています。

5月のイギリスの気温は東京と比べやや低い（都市により異なる）のが特徴です。

以下では、気象統計データにより、イギリスの平均気温の年間推移を概観して、5月の気温がどれくらいなのかをグラフや表を用いて詳しく解説します。

イギリスの平均気温の年間推移

上のグラフはロンドン、リバプール、エディンバラの月別の平均気温の一年間の推移を示しています。

また、イギリスと日本の気温の違いが分かるように、東京の月別平均気温も含めて、イギリスの各都市と東京の気温を比較しています。

上のグラフの通り、年間を通して気温を見ると、時期により都市ごとに気温差が若干あることが分かりますね。

イギリスの5月の気温の特徴

ロンドンの最高気温は18℃程度、最低気温は8℃
リバプールやエディンバラの最高気温は15℃前後、最低気温は6℃～7℃
東京と比べ、イギリスの主要都市の気温はかなり低い

イギリスの5月の気温の推移

イギリスの5月の上旬、中旬、下旬の気温の推移について、グラフと表で詳しく紹介します。

下のグラフで示している通り、イギリスの5月の気温は気まぐれで、上旬～下旬にあまり関係がなく、一週間間隔で上下の大きな変動を繰り返します。

このように、急に暖かくなったり寒くなったりする週が交錯するため、一週間以上の旅行の場合は、現地では日によって気温の変化を肌で感じることもあるでしょう。

そこで、以下では観光地として人気が高いイングランドのロンドンとスコットランドのエディンバラについて、イギリスの5月の1ヶ月間の日ごとの気温の推移を紹介します。

下記の気温は5月1日～31日までの日ごとの過去の最高気温と最低気温を示しています。

また、イギリスと日本では、気温差がどれくらい違うのか分かりやすいように、東京の最高気温と最低気温で比較しています。

ロンドンの5月の気温の推移

ロンドンの5月の日ごとの気温の推移

ロンドンの5月の上旬・中旬・下旬の最高気温と最低気温

下表はロンドンの5月の上旬、中旬、下旬の最高気温と最低気温で、（カッコ）内は東京との気温差を示しています。

ロンドン	最高気温	最低気温
5月上旬	19.1 (-2.9)	6.1 (-6.7)
5月中旬	17.2 (-5.5)	6.0 (-7.9)
5月下旬	20.5 (-3.5)	11.3 (-4.0)

上旬・中旬・下旬の気温差

ロンドンでは5月の上旬、中旬、下旬では平均すると、3℃～5℃程度の気温差がありますが、実際には、一週間間隔で大きく変動することもあり、週によっては日較差が10℃以上になり寒暖差があります。

最高気温と最低気温の気温差

ロンドンでは気温が低く、最高気温と最低気温では11℃～19℃の気温差があり、5月でも冬の時期のように寒い日もあれば、25℃近くまで気温が上がることもあります。

ロンドンと東京の気温差

東京とロンドンを比べると、最大で－3℃～－8℃程度の気温差があり、ロンドンの空港到着時には週によっては、東京より寒く感じることが多いでしょう。

エディンバラの5月の気温の推移

エディンバラの5月の日ごとの気温の推移

エディンバラの5月の上旬・中旬・下旬の最高気温と最低気温

下表はエディンバラの5月の上旬、中旬、下旬の最高気温と最低気温で、（カッコ）内は東京との気温差を示しています。

エディンバラ	最高気温	最低気温
5月上旬	15.9 (-6.1)	5.6 (-7.2)
5月中旬	17.9 (-4.8)	5.0 (-8.9)
5月下旬	16.8 (-7.2)	9.0 (-6.3)

上旬・中旬・下旬の気温差

エディンバラでは5月の上旬と下旬では平均すると、2℃～4℃程度の気温差しかありませんが、急激に10℃くらい気温が上がることもあれば、下がる週もあります。週替りで気温が大きく変動しますので急激な天候の変化にも注意。

最高気温と最低気温の気温差

エディンバラでは5月は最高気温と最低気温では8℃～13℃の気温差があり、日中と朝晩では寒暖差を感じる日が多いでしょう。

エディンバラと東京の気温差

エディンバラは東京と比べると、－5℃～－9℃程度の気温差があり、5月でも稀に最低気温が氷点下になることもありますので、エディンバラ到着時には東京と比べ寒く感じることでしょう。

イギリスの5月の天気

海外旅行が充実したものになるかどうかは、現地の天気の良し悪しに左右されることが多いですね。

そこで、以下では、イギリスの5月の現地の雨の状況を降水量の気象データで解説します。

最初に結論を言ってしまうと、イギリスの5月の雨の状況は降水量は少ないものの、降水日数が多いのが特徴。

イギリスの雨の状況

イギリスの降水量の年間推移

5月のイギリスの雨の心配はどうでしょうか？イギリスの主要都市の降水量について紹介します。

グラフはロンドン、リバプール、エディンバラの月別の降水量の年間推移を示しており、日本との雨の状況の違いが分かりやすいように、東京の降水量と比較しています。

年間を通してみると、イギリスの主要都市の降水量は東京と比べ、比較的少ないことがよく分かりますね。

ところが、降水日数は都市により若干異なりますが、どの都市もおおむね15日前後となっていますので、一ヶ月の内の2日に一日は雨が降るということになります。

また、イギリス人は天気の話が好きと聞いたことはありますか？天気が変わりやすいことを例えた話ですが、特に春先のイギリスでは不安定な天気が特徴です。

下記で各都市の降水量を詳しくまとめておきますので、旅行時の訪問都市の天候の予測にお役立てください。

イギリスの5月の降水量

ロンドンの5月の降水量：49mm/月
リバプールの5月の降水量：57mm/月
エディンバラの5月の降水量：54mm/月
東京の5月の降水量：138ｍｍ/月

上記の通り、イギリスの5月の降水量は比較的少なく、東京とは異なり、イギリスでは降水量は少ないですが、降水日数は比較的多いため注意。

5月のイギリス旅行の際には、それほど大雨の心配をする必要はなさそうですが、小雨が降ることがあるため、折り畳み傘を一本持って行くことを忘れずに！

イギリスの5月の気候

イギリスの気候：西岸海洋性気候

イギリスの気候区分は、西岸海洋性気候（Cfb）です。

イギリスの気候の特徴は、大西洋から流れ込む海流に大きく影響を受けています。暖かいメキシコ湾流の暖流を受けて、大西洋海流がイギリス沿岸部に流れ込んできます。

その結果、ロンドンは北海道のはるか北に位置する樺太北部とほぼ同緯度に位置するほど高い緯度の割には、冬でも気温が比較的暖かく保たれるのが特徴です。

季節ごとの気候の特徴として、冬季は東海岸に比べ西海岸の沿岸部の方が気温が高く、逆に、夏季には東海岸の方が気温が高くなります。

それでは、イギリスの5月の気候はどんな感じなのか？

年間を通して、気温の変動が穏やかなイギリスですが、緯度が高いため、東京のように春の陽気とはならず、東京と比べ気温がかなり低くなります。

そのため、5月にイギリス旅行をする場合は東京などの都市で例えると、3月下旬～4月上旬の気候をイメージしてみてください。また、都市によっては小雨が降ることが多いため雨具の準備が必要です。

以下では、旅行出発前に注意したいことを含め、現地の気候に合った服装を詳しく紹介しましょう。

イギリスの5月の服装

イギリスの5月の服装選びのポイント

イギリスの5月の服装はどのような感じなのか？

内陸部の都市の季節感

イギリスでは5月の時期はロンドンなどの沿岸に接していない都市や東海岸の都市では気温が比較的低く、時には最低気温が冬のように低く、寒くなる週があります。

そのため、5月の服装はやや厚手の上着と春の服装の両方が必要です。さらに、スコットランドの内陸部では5月上旬でも氷点下になる日もあり、マフラーなどの防寒具などがあると安心ですね。

沿岸部の都市の季節感

リバプールを含めた西海岸の沿岸部の都市では、週によっては冬の季節に逆戻りすることもありますが、内陸部と比べると気温が少しだけ温暖です。

西海岸の沿岸都市へ向かわれる方は東京の初春の服装を中心に、急激な気温の低下にも備えられる服装も準備しましょう。

具体的には、気温の変化にも対応できる脱ぎ着がしやすいフリースにカットソーなど体温調整がしやすい服がおすすめです。

目的地はどこ？

以上のことを踏まえると、スコットランドのエディンバラなどの内陸部の都市ではやや気温が低くなることがあります。一方、イングランドではやや暖かくなります。

そのため、急激な気候の変化の際に防寒具としても役立つ、小雨を避けるためのカッパ代わりにもなるフード付きのウインドブレーカーなどがあると便利でしょう。

同じ時期にスコットランドやイングランドを同時に観光する場合は、春の服＋上着の両方を準備することなど、少しだけ工夫が必要になります。