フランスの2月の気温と服装を旅行出発前に確認

フランスの2月の気温と服装について、気象データと現地事情を踏まえて詳しく紹介します。

2月には建国記念の日の祝日があり、3連休になる年もあり、旅行へ出かけられる方も多いでしょう。

このような休みには息抜きが必要ですが、ヨーロッパへの海外旅行なんていかがでしょうか？

ヨーロッパの観光地と言えば、フランスのパリをイメージする人も多く、欧州旅行の中ではパリをはじめとしたフランスの人気が高いですね。

2月の海外旅行先として、フランス旅行はいかがでしょうか？

ところで、2月のフランスの現地状況は、どのような感じなのか…

フランスの2月の気温は何度くらい？
フランスの2月の天気は良い？悪い？
2月にはフランスでは雨の状況はどう？
フランスの2月の気候は暖かい？寒い？
2月のフランス旅行の服装はどうする？
2月のフランス旅行での注意点は何？

2月にフランス旅行を予定している方は、上記のような疑問を持っている人も多いのではないでしょうか？

そこで、以下では2月の冬の時期のフランスの気温、天気、気候、天候、旅行時の服装と準備、この時期のフランスのイベントや旅行情報をご紹介します。

フランスの2月の気温
フランスの2月の天気
フランスの2月の気候
フランスの2月の服装
フランスの2月の行事と旅行情報

フランスの2月の気温

2月	パリ	リヨン	ニース	ボルドー	リール	東京
最高気温	8.4	8.1	13.1	11.7	7.4	10.4
平均気温	5.1	4.6	9.1	7.1	4.7	5.7
最低気温	1.8	1.3	6.0	3.6	1.7	1.7

フランスの2月の気温は何度くらいなのか？

上表はパリ、リヨン、ニース、ボルドー、リールの2月の最高気温（℃）、平均気温（℃）、最低気温（℃）を示しています。

また、フランスと日本の気温の違いが分かりやすいように、東京の気温を併記して比較しています。

2月のフランスの気温は都市により違いますが、東京と同じくらいの気温の都市もあれば、ニースやボルドーなどのフランス南部や地中間沿岸の都市では、東京よりもやや高めです。

以下では、気象統計データにより、フランスの平均気温の年間推移を概観して、2月の気温がどれくらいなのかをグラフや表を用いて分かりやすく解説します。

フランスの2月の気温の特徴

パリやリヨンのような内陸の都市と北フランスのリールの最高気温は7℃～8℃前後で最低気温は1℃～2℃前後
南フランスのニースやボルドーの最高気温は12℃～13℃と比較的温暖で、最低気温も4℃～6℃と温暖
東京と比べると、南フランスのニースとボルドー以外の都市は最高気温、平均気温、最低気温のいずれの気温も同程度かやや低い

フランスの平均気温の年間推移

上のグラフはパリ、リヨン、ニース、ボルドー、リールの月別の平均気温の一年間の推移を示しています。

また、フランスと日本の気温の違いが分かるように、東京の月別平均気温を併せて、フランスの各都市と東京の気温を比較しています。

ご覧の通り、年間を通して気温を見ると、東京の方がやや高いですが、冬でも南仏の都市は気温が比較的高くなっていることが分かりますね。

フランスの2月の気温の推移

2月にフランスへ旅行をされる予定の方は旅程は、もう決めましたか？

実は、フランスの2月の気温は上旬と中旬と下旬では気温が異なり、週によってはかなり気温が変動することがあります。

そのため、2月の上旬と下旬では、たとえ同じ都市でも気温が異なるため、旅行中の移動で気温の違いを感じることもあるかもしれません。

そこで、以下では観光地として人気が高いパリとニースについて、フランスの2月の1ヶ月間の日ごとの気温の推移を紹介します。

下記の気温は2月1日～28日までの日ごとの過去の最高気温と最低気温の平均値です。

フランスと日本では、気温差がどれくらい違うのか分かりやすいように、東京の最高気温と最低気温で比較しています。

パリの2月の気温の推移

パリの2月の日ごとの気温の推移

パリの2月の上旬・中旬・下旬の最高気温と最低気温

下表はパリの2月の上旬、中旬、下旬の最高気温と最低気温で、（カッコ）内は東京との気温差を示しています。

パリ	最高気温	最低気温
2月上旬	3.7 (-6.2)	-1.9 (-3.1)
2月中旬	7.6 (-2.9)	±0.0 (-1.8)
2月下旬	3.0 (-8.0)	-3.3 (-5.5)

上旬・中旬・下旬の気温差

パリでは2月の上旬、中旬、下旬では平均すると、最大で5℃の気温差があり、上のグラフの通り、2月は気温の変動が大きく、一週間間隔で大きく気温が変わり、最大で10℃程度の気温差があります。

最高気温と最低気温の気温差

パリでは気温が比較的低く、さらに最高気温と最低気温では6℃～7℃ほど気温差があり、一日の内でも夕方以降～早朝ではかなり寒くなります。

パリと東京の気温差

東京とパリを比べると、最大で8℃の気温差がありますので、空港に到着時にはやや寒く感じることでしょう。

ニースの2月の気温の推移

ニースの2月の日ごとの気温の推移

ニースの2月の上旬・中旬・下旬の最高気温と最低気温

下表はニースの2月の上旬、中旬、下旬の最高気温と最低気温で、（カッコ）内は東京との気温差を示しています。

ニース	最高気温	最低気温
2月上旬	12.3 (+2.4)	5.6 (+4.4)
2月中旬	11.9 (+1.4)	6.1 (+4.3)
2月下旬	9.6 (-1.4)	3.6 (+1.4)

上旬・中旬・下旬の気温差

ニースでは2月の上旬と下旬では平均すると2℃～3℃程度の気温差がありますが、実際にはグラフの通り、一週間間隔で大きく変動することもあります。

最高気温と最低気温の気温差

ニースでは2月は最高気温と最低気温では6℃～7℃程度の気温差があり、日中と朝晩ではやや寒暖差を感じることでしょう。

ニースと東京の気温差

ニースは東京と比べると、日中も朝晩も‐1℃～+4℃程度の気温差があり、東京よりもやや気温が高いため、到着時には現地の気候は少し暖かく感じることでしょう。

フランスの2月の天気

海外旅行で楽しめるかどうかは天気の良し悪しに影響されますね。以下では、フランスの2月の雨の状況を中心に紹介します。

フランスの雨の状況

フランスの雨の状況はどうでしょうか？一例として、パリの年間の降水量の推移を紹介します。

グラフはパリの月別の降水量の年間推移を示しており、日本との雨の状況の違いが分かりやすいように、東京の降水量と比較しています。

パリの降水量は東京と比べると、年間を通して、比較的少ないことがよく分かりますね。

2月のパリの雨の状況は、東京と同じく、雨が少ないのが特徴ですが、ボルドーの降水量は他都市と比べて少しだけ多めです。

フランスでの降雪について、気温が下がり天気が悪くなったタイミングで、一時的に降雪になることがあります。そして、場合によっては寒波が到来すると積雪になる年もあります。

下記で各都市の降水量を詳しくまとめていますので、訪問都市の降水量も確認してください。

フランスの2月の降水量

パリの2月の降水量：42mm/月
リヨンの2月の降水量：47mm/月
ニースの2月の降水量：42mm/月
ボルドーの2月の降水量：72mm/月
リールの2月の降水量：46mm/月

フランスの2月の降水量の一覧表

2月	パリ	リヨン	ニース	ボルドー	リール	東京
降水量 mm/月	42	47	42	72	46	56

フランスの2月の気候

フランス北部：西岸海洋性気候
フランス南部：地中海性気候
フランス高地：冷帯湿潤気候

フランスの気候区分は、上記のように大きく3つに区分されます。

それでは、フランスの2月の気候はどんな感じなのか？

ご存知の方もいるかもしれませんが、フランスは都市によっては北海道の函館から樺太の北部辺りに相当するくらい緯度が高い都市です。

そして、フランスの気候に大きく影響を与えているのは北大西洋から入り込むイギリス海峡の海流、地中海の海流、モンスーンになります。

暖かい暖流の影響により、緯度が高い割にはフランスの冬の時期は北海道ほど気温が低くなく、地中海沿岸部の都市は比較的温暖な都市も多いです。

日本では2月の冬の時期は年によってはまだまだ比較的温暖な都市が多いのが特徴ですが、フランス（南仏除く）では緯度が高いため、内陸部は真冬の季節を感じます。

そのため、東京から北フランスや内陸部の都市へ旅行する場合、東京と比べ、やや寒く感じることも多いでしょう。

それでは、以下では旅行時に注意したいことを含め、気候に適した旅行時の服装を詳しく紹介しましょう。

フランスの2月の服装

フランスの2月の服装選びのポイント

フランスの2月の服装はどんな感じなのか？

地中海沿岸の季節感

フランスでは2月の時期はニースなどの地中海沿岸の都市と他都市で気候が異なるため、どの都市を旅行するかにより現地での服装が若干異なります。

特に、冬でも比較的温暖だとされるニースなどの地中海沿岸都市は他都市とは異なり、冬の時期でも比較的温暖で、東京と同じような一般的な冬の服装で問題ないでしょう。

内陸の季節感

一方、パリを含めた他の内陸の都市やイギリス海峡沿岸の北フランスの都市は朝晩は冷え込む日もありますので、現地の気候に適した服装が必要になります。

具体的には、夕方以降から早朝までの時間帯や早朝の冷え込みに対応するために、冬のコーデの準備が必要でしょう。

目的地はどこ？

以上のことを踏まえると、比較的温暖な南仏と比較的寒冷な北フランスを同時に楽しもうとする場合、冬の服装と晩秋の服装あたりが必要になります。

このように、同じ時期に北フランスと南仏を同時に観光する場合は、準備する服装に少しだけ工夫が必要になります。