フランスの8月の気温と服装をお盆休みのフランス旅行出発前に確認

みなさん、8月のお盆休みの計画はもう決まりましたか？

8月にはお盆休みの大型連休で1週間以上の休暇になる方がほとんどでしょう。

連休を利用して海外旅行へ出かける機会もあるかもしれませんね。

一年に数回の大型連休にはヨーロッパへの海外旅行を考えている方も多いでしょう。

海外旅行の一つの選択肢としてフランス旅行はいかがでしょうか？

高温多湿の日本の酷暑を避け、夏でも快適に過ごすことができるフランスで過ごすのも素敵ですよ！

フランスの8月の気温は何度くらい？
フランスの8月の天気は良いの？悪いの？
フランスの8月の気候は暑いの？涼しいの？
8月にはフランスでは雨の状況はどう？
8月のフランス旅行の服装はどうしたらいい？
8月のフランス旅行での注意点は何？

8月にフランス旅行を考えている方は、上記のような疑問を持っている方もいるのではないでしょうか？

そこで、以下では8月のフランスの各都市の気温、気候、天気、天候、旅行時の服装と準備、この時期のフランスのイベントや旅行情報をご紹介します。

フランスの8月の気候
フランスの8月の気温
フランスの8月の気温の推移
フランスの8月の服装
フランスの8月の行事と旅行情報

フランスの8月の気候

フランス北部：西岸海洋性気候
フランス南部：地中海性気候
フランス高地：冷帯湿潤気候

フランスの気候区分は、上記の通りで大きく3つに区分されます。

それでは、8月のフランスの気候はどんな感じなのか？

実はフランスの緯度は北海道の函館から樺太の北部くらい高い緯度に位置しています。

その一方、北大西洋から入り込むイギリス海峡の海流や地中海の海流あるいはモンスーンの影響により、フランスの8月の夏の時期は比較的冷涼なのが特徴です。

日本では8月は降雨が多く、気温も高いため、夏は高温多湿で蒸し暑いのが特徴ですね。

フランスの気候は西岸海洋性気候のため、夏でも気温がそれ程上がらず、降雨も少ないため比較的快適に過ごすことができます。

そのため、東京から北フランスへ旅行へ向かう場合は夏にしては少し涼しく感じることも多いでしょう。（ただし、近年は夏の時期は猛暑になるなどの異常気象が観測されています。）

以下では、8月のフランス各都市の気温や降水量、旅行時の服装を案内します。

フランスの8月の気温

フランスの年間の平均気温

グラフはパリ、リヨン、ニース、ボルドー、リールの月別の平均気温の一年間の推移を示しています。

また、フランスと日本の気温の違いが分かるように、東京の月別平均気温を併せて、フランスの各都市と東京の気温を比較しています。

ご覧の通り、年間を通して気温を見ると、東京の方がやや高いですが、冬には南仏の都市は気温が比較的高くなっていることが分かりますね。

フランスの雨の状況

フランスの雨の状況はどうでしょうか？一例としてパリの雨の状況で解説します。

グラフはパリの月別の降水量を示しており、日本との雨の状況の違いが分かりやすいように、東京の降水量と比較しています。

フランスのパリの降水量は東京と比べると、年間を通して、比較的少ないことがよく分かりますね。

フランスの8月の最高気温・平均気温・最低気温、降水量の統計データ

8月	パリ	リヨン	ニース	ボルドー	リール	東京
最高気温	25.0	26.9	27.6	27.1	23.2	30.8
平均気温	19.7	21.2	24.1	20.9	18.4	26.4
最低気温	14.2	16.3	21.4	15.7	13.7	23.0
降水量	66	64	18	56	64	168

フランスの8月の気温と降水量の特徴

フランスの8月の最高気温は23度～28度程度
フランスの8月の最低気温は14度～21度程度
特に南仏のニースなど地中海沿岸都市は東京と同じくらい温暖
北フランスや内陸の各都市では気温は高いが大気が乾燥している
8月の降水量はフランスの各都市とも東京より少ない

フランスの8月の気温の推移

8月にフランス旅行に行く予定の方は旅程はもう決めましたか？

実は、フランスの8月の気温は上旬と中旬と下旬では気温が少しだけ異なり、都市によっては気温差が大きくなることもあります。

そのため、8月の上旬と下旬では、たとえ同じ都市でも気温が異なるため、旅行中の移動で気温の違いを感じることもあるかもしれません。

そこで、以下では観光地として人気が高いパリとニースについて、フランスの8月の1ヶ月間の日ごとの気温の推移を紹介します。

下記の気温は8月1日～31日までの日ごとの過去の最高気温と最低気温の平均値です。

フランスと日本では、気温差がどれくらい違うのか分かりやすいように、東京の最高気温と最低気温で比較しています。

パリの8月の気温の推移

パリの8月の気温の推移グラフ

パリの8月の日ごとの気温の推移

パリの8月の上旬・中旬・下旬の最高気温と最低気温

下表はパリの8月の上旬、中旬、下旬の最高気温と最低気温で、（カッコ）内は東京との気温差を示しています。

パリ	最高気温	最低気温
8月上旬	25.0 (-6.1)	14.5 (-8.8)
8月中旬	24.4 (-6.5)	14.0 (-9.2)
8月下旬	23.5 (-6.9)	13.1 (-9.6)

上旬・中旬・下旬の気温差

パリでは8月の上旬と下旬では1.5度の気温差があることが分かりますね。

最高気温と最低気温の気温差

パリでは寒暖の差が激しいため、最高気温と最低気温では10度以上の気温差があり、一日の内でも昼間と朝晩では寒さがかなり大きくなります。

パリと東京の気温差

東京とパリを比べると、6度～10度の気温差がありますので、朝晩は特に涼しく感じ、時にはやや寒く感じることでしょう。

ニースの8月の気温の推移

ニースの8月の気温の推移のグラフ

ニースの8月の日ごとの気温の推移

ニースの8月の上旬・中旬・下旬の最高気温と最低気温

下表はニースの8月の上旬、中旬、下旬の最高気温と最低気温で、（カッコ）内は東京との気温差を示しています。

ニース	最高気温	最低気温
8月上旬	27.0 (-4.1)	19.0 (-4.3)
8月中旬	27.0 (-3.9)	18.6 (-4.6)
8月下旬	26.3 (-4.1)	18.0 (-4.7)

上旬・中旬・下旬の気温差

ニースでは8月の上旬と下旬では1度程度の気温差しかありません。

最高気温と最低気温の気温差

ニースでは8月は最高気温と最低気温では8度前後の気温差があり、日中と朝晩ではパリほど寒暖差はありません。

ニースと東京の気温差

ニースは東京と比べると、日中も朝晩も4度～5度の気温差があり、ニースの方が少し気温が低いため、到着直後はやや涼しく感じる日があるかもしれません。

フランスの8月の服装

フランスの8月の服装選びのポイント

目的地はどこ？

8月の時期はフランスではニースなどの地中海沿岸の都市とその他の都市で気候が異なるため、どの都市を中心に旅行するかにより、現地での服装が若干異なります。

特に、夏のリゾート地として有名なニースなどの地中海沿岸都市は、夏の時期は日中と朝晩の気温の日較差が少ないため、常に軽装で過ごすことができます。

一方、その他のパリを含めた内陸の都市やイギリス海峡沿岸の北フランスの都市は朝晩は冷え込むことも多く、それなりの服装が必要です。

北フランスと南仏を同時に観光する場合は、気温差に気をつけて準備する服装に少しだけ注意しましょう。

朝晩の寒暖差

8月のフランスの服装は日本の夏と同じような装いで問題ありませんが、南仏以外の都市を旅行する場合は、日中と朝晩の気温差が大きくなります。

そのため、寒暖差によって夕方以降は涼しく感じることもありますので、脱ぎ着がしやすく、体温調節がしやすい上着を一着持っていきましょう。

紫外線・日焼け対策

この時期のフランスは直射日光が強くなりますので、紫外線対策や日焼け防止対策が必要になります。

紫外線対策として、大きめの帽子やUVカット加工がされている夏向けのカーディガンや長袖シャツなどで首や腕の日焼けから肌を守りましょう。必要な方は日傘やUVカットクリームの準備も！