フィンランドの6月の気温と服装を紹介。気候と天気も出発前に確認！

フィンランドの6月の気温と服装について、気象データを参考に詳しく解説します。

6月の梅雨の時期をどのように過ごされますか？

ジメジメとした鬱陶しい日本を離れて、海外旅行へ行きたい！と思う方もいることでしょう。

この時期に海外旅行をするのであれば、ヨーロッパへの旅行がおすすめです。

北欧の玄関口・ヘルシンキ、白夜、古都・トゥルクのトゥルク城、と言えば･･･、フィンランド！

6月のフィンランド旅行前には現地の状況が気になりますね。

フィンランドの6月の気温は何度くらい？
フィンランドの6月の天気は良い？悪い？
6月にはフィンランドでは雨は多い？少ない？
フィンランドの6月の気候はまだ寒い？暖かい？
6月のフィンランド旅行の服装はどう？
6月のフィンランド旅行での注意点は何？

6月にフィンランドへの旅行を予定している方は、上記のような疑問を持っている方もいるのではないでしょうか？

そこで、以下では気象データをもとに、6月のフィンランドの気温、天気、気候、天候、旅行時の服装、この時期のフィンランドの祝日や旅行情報をご紹介します。

最初に主要都市のポイントだけを挙げておくと、下記の3つになります。

フィンランドの6月の気温は9℃～20℃
フィンランドの6月の天気について降水量は比較的少ない
フィンランドの6月の服装は春の服を中心にコーデ

フィンランドの6月の気候
フィンランドの6月の気温
フィンランドの6月の天気
フィンランドの6月の服装
フィンランドの6月の旅行情報

フィンランドの6月の気候

フィンランドの気候：冷帯湿潤気候

フィンランドの気候区分は、国土の大部分は冷帯湿潤気候に属します。

フィンランド南部は北大西洋海流の暖流の影響を受けることで、緯度が高い割には、比較的寒さを凌ぎやすく、四季も存在します。

一方、フィンランド北部およびロシアとの国境付近では冬季は寒さが厳しく、湖などは凍結して、一年の半年くらいは雪と氷で占められるところが多くなります。

降水量は季節によって変動することは少ないですが、夏～秋の時期にやや多くなる傾向です。

それでは、フィンランドの6月の気候はどのような季節感なのか？

フィンランドの6月の気候は、緯度が高いため、東京と比べると、気温が低くなり、現地では6月でも春の暖かさと肌寒さを実感することでしょう。

そのため、6月にフィンランド旅行をする場合、日本で例えると、北海道の初春～春本番のイメージになります。

以下では、フィンランドの気温、天気や降水量、旅行出発前に注意したいことを含め、現地の気候に合った服装などを詳しく紹介します。

フィンランドの6月の気温

6月	ヘルシンキ	タンペレ	トゥルク
最高気温	18.9℃	20.0℃	20.0℃
平均気温	14.7℃	14.3℃	14.8℃
最低気温	10.6℃	8.7℃	9.6℃

フィンランドの6月の気温は何度くらいなのか？

6月のフィンランドでは、まだ寒いのでしょうか？暖かいのでしょうか？

上表はヘルシンキ、タンペレ、トゥルクの6月の月平均最高気温（℃）、平均気温（℃）、月平均最低気温（℃）を示しています。

6月のフィンランドの気温は東京と比べ低く寒冷なのが特徴です。

以下では、気象統計データをもとに、フィンランドの平均気温の年間推移を確認して、6月の気温がどれくらいなのかをグラフや表で詳しく解説します。

フィンランドの平均気温の年間推移

上のグラフはヘルシンキ、タンペレ、トゥルクの月別の平均気温の一年間の推移を示しています。

また、フィンランドと日本の気温の違いが分かるように、東京の月別平均気温も含めて、フィンランドの各都市と東京の気温を比較しています。

グラフの通り、年間を通して気温を見ると、フィンランドは国土が小さいため、南部にある主要な都市は同じような気温だということが分かりますね。

フィンランドの6月の気温の特徴

フィンランドの主要都市の気温についてまとめておきます。

フィンランドの6月の最高気温（月平均）は19℃～20℃
フィンランドの6月の平均気温（月平均）は14℃～15℃
フィンランドの6月の最低気温（月平均）は9℃～11℃
東京と比べ、6月のフィンランドの主要都市の気温はかなり低い

フィンランドの6月の気温の推移

フィンランドの6月の上旬、中旬、下旬の気温の推移について、グラフと表で詳しく紹介します。

下のグラフで示している通り、フィンランドの6月の気温は上旬～下旬とは関係なく、週替りで気温が変動します。

そのため、一週間以上の旅行の場合は、現地では日によって気温の変化を肌で感じることもあるでしょう。

そこで、以下では観光地として人気が高いヘルシンキについて、6月の1ヶ月間の日ごとの気温の推移を紹介します。

下記の気温は6月1日～30日までの日ごとの過去の最高気温と最低気温を示しています。

また、フィンランドと日本では、気温差がどれくらい違うのか分かりやすいように、東京の最高気温と最低気温で比較しています。

ヘルシンキの6月の気温の推移

ヘルシンキの6月の上旬・中旬・下旬の気温

ヘルシンキ	最高気温	最低気温
6月上旬	16.6 (-8.3)	8.9 (-8.0)
6月中旬	16.4 (-9.0)	11.5 (-6.5)
6月下旬	13.8 (-12.4)	10.0 (-9.1)

上表はヘルシンキの6月の上旬、中旬、下旬の最高気温と最低気温で、（カッコ）内は東京との気温差を示しています。

ヘルシンキでは6月の上旬、中旬、下旬では平均すると、数℃程度の気温差しかありませんが、上旬・中旬・下旬では週ごとに気温が変動します。

週によっては10℃以上の気温差があり、寒暖差を感じることもあるでしょう。

最高気温と最低気温では日中と朝晩の日較差は小さいですが、一日の内で寒暖差を強く感じることは少ないでしょう。

東京とヘルシンキの気温差を比べると、－6℃～－12℃程度の気温差があるため、ヘルシンキの空港到着時には、東京と比べ、非常に肌寒く感じることでしょう。

なお、フィンランドは国土が狭いため、タンペレやトゥルクなどの他都市でもヘルシンキと同じような気温の変動となります。

フィンランドの6月の天気

現地での旅行が充実した楽しい旅になるかどうかは、現地の天気の良し悪しに大きく影響されますね。

そこで、以下では、フィンランドの6月の現地の雨の状況を降水量の気象データで解説します。

最初にポイントを挙げると、フィンランドの6月の雨の状況について降水量は少ないですが、降水日数がやや多いのが特徴。

フィンランドの雨・降水量の状況

フィンランドの降水量の年間推移

6月のフィンランド旅行の際の雨が心配ではないでしょうか？フィンランドの主要都市の降水量について紹介します。

グラフはヘルシンキ、タンペレ、トゥルクの月別の降水量の年間推移を示しており、日本との雨の状況の違いが分かりやすいように、東京の降水量と比較しています。

年間を通してみると、フィンランドの主要都市の降水量は比較的少ないことがよく分かりますね。

ところが、都市により若干異なりますが、フィンランドの6月の降水日数は10日～15日となっていますので、一ヶ月の内の3日に1日あるいは2日に1日くらいは雨が降るということになります。

下記で各都市の降水量を詳しくまとめておきますので、旅行時の訪問都市の天候の予測にお役立てください。

フィンランドの6月の降水量

ヘルシンキの6月の降水量：47mm/月
タンペレの6月の降水量：51mm/月
トゥルクの6月の降水量：45mm/月
東京の6月の降水量：168ｍｍ/月

上記の通り、6月のフィンランドでは降水量は少ないですが、降水量の割には降水日数はやや多めです。

6月のフィンランド旅行の際には、あまり雨の心配をする必要はなさそうですが、小雨が降ることがあるため、折り畳み傘を一本持って行くことを忘れずに！

フィンランドの6月の服装

フィンランドの6月の服装選びのポイント

フィンランドの6月の服装はどのような感じなのか？

暖かい季節・寒い季節

ヘルシンキなどの主要都市では気温が大きく変動する週があり、暖かい季節と肌寒い季節が入れ替わる時期。

次第に気温は上がりますが、6月でも10℃を下回ることがあるため、寒さ対策も必要になります。

6月のフィンランド旅行では東京の晩冬の季節も想定しながら、急激な気温の変動にも備えられる服装の準備をしましょう。

寒さ対策

以上のことを踏まえて、急激な気候の変化の際に防寒具としても役立つ、風や雨を避け、カッパ代わりにもなるフード付きの防水加工のマウンテンパーカーやウインドブレーカーが便利です。

具体的には、脱ぎ着がしやすいフード付きの上着にフリースやカットソーなど体温調整がしやすい服がおすすめです。

また、カットソーや長袖シャツなど重ね着をして体温調整をするのがよいでしょう。