オーストリアの5月の気温と服装

オーストリアの5月の気温と服装について、気象データを参考に詳しく解説します。

5月上旬までのゴールデンウイークを、みなさまはどのように過ごされますか？

1週間以上の連休を上手に利用して、海外旅行をしようと計画している方も多いでしょうね。

GWの大型休暇を利用して海外旅行をするのであれば、ヨーロッパへの旅行がおすすめです。

歴史的なお城などの観光スポット、サッカーのフースバル・ブンデスリーガ、芸術の音楽の街・ウィーンをはじめとしたオーストリア！

5月のオーストリア旅行前には現地の状況が気になりますね。

オーストリアの5月の気温は何度くらい？
オーストリアの5月の天気は良い？悪い？
5月にはオーストリアでは雨は多い？少ない？
オーストリアの5月の気候はまだ寒い？暖かい？
5月のオーストリア旅行の服装はどう？
5月のオーストリア旅行での注意点は何？

5月にオーストリアへの旅行を予定している方は、上記のような疑問を持っている方もいるのではないでしょうか？

そこで、以下では気象データをもとに、5月のオーストリアの気温、天気、気候、天候、旅行時の服装、この時期のオーストリアの祝日や旅行情報をご紹介します。

最初にオーストリアの主要都市のポイントだけを挙げておくと、下記の3つになります。

オーストリアの5月の気温は8℃～21℃
オーストリアの5月の天気について降水量は平均的
オーストリアの5月の服装は晩冬～春の服を中心にコーデ

オーストリアの5月の気温
オーストリアの5月の天気
オーストリアの5月の気候
オーストリアの5月の服装
オーストリアの5月の旅行情報

オーストリアの5月の気温

5月	ウィーン	ザルツブルグ	グラーツ
最高気温	20.7℃	19.6℃	19.6℃
平均気温	14.8℃	13.6℃	13.7℃
最低気温	8.9℃	7.6℃	7.9℃

オーストリアの5月の気温は何度くらいなのか？

5月のオーストリアではまだ寒いのでしょうか？もう暖かいのでしょうか？

上表はウィーン、ザルツブルグ、グラーツの5月の月平均最高気温（℃）、平均気温（℃）、月平均最低気温（℃）を示しています。

5月のオーストリアの気温は東京と比べ低く寒冷なのが特徴です。

以下では、気象統計データをもとに、オーストリアの平均気温の年間推移を概観して、5月の気温がどれくらいなのかをグラフや表を用いて詳しく解説します。

オーストリアの平均気温の年間推移

上のグラフはウィーン、ザルツブルグ、グラーツの月別の平均気温の一年間の推移を示しています。

また、オーストリアと日本の気温の違いが分かるように、東京の月別平均気温も含めて、オーストリアの各都市と東京の気温を比較しています。

上のグラフの通り、年間を通して気温を見ると、時期により都市ごとに気温差が若干あることが分かりますね。

オーストリアの5月の気温の特徴

オーストリアの主要都市の気温についてまとめておきます。

オーストリアの5月の最高気温（月平均）は20℃～21℃
オーストリアの5月の平均気温（月平均）は13℃～15℃
オーストリアの5月の最低気温（月平均）は7℃～9℃
東京と比べ、5月のオーストリアの主要都市の気温は低い

オーストリアの5月の気温の推移

オーストリアの5月の上旬、中旬、下旬の気温の推移について、グラフと表で詳しく紹介します。

下のグラフで示している通り、オーストリアの5月の気温は上旬～下旬に向けて、週替りで気温が上下に変動しながら徐々に上がります。

そのため、現地での旅行中は、日によって気温の変化を肌で感じることもあるでしょう。

そこで、以下では観光地として人気が高いウィーンとザルツブルグについて、5月の1ヶ月間の日ごとの気温の推移を紹介します。

下記の気温は5月1日～31日までの日ごとの過去の最高気温と最低気温を示しています。

また、オーストリアと日本では、気温差がどれくらい違うのか分かりやすいように、東京の最高気温と最低気温で比較しています。

ウィーンの5月の気温の推移

ウィーンの5月の上旬・中旬・下旬の気温

ウィーン	最高気温	最低気温
5月上旬	23.7 (+1.7)	12.0 (-0.8)
5月中旬	21.4 (-1.3)	12.1 (-1.8)
5月下旬	25.2 (+1.2)	14.2 (-1.1)

上表はウィーンの5月の上旬、中旬、下旬の最高気温と最低気温で、（カッコ）内は東京との気温差を示しています。

ウィーンでは5月の上旬、中旬、下旬では平均すると数℃程度の気温差しかありませんが、上旬・中旬・下旬では気温差が大きく、中旬から下旬に向けて気温が上昇しています。週によっては15℃以上の寒暖差がありますので天候の急変に注意。

最高気温と最低気温では日中と朝晩の日較差はとても大きく、一日の内で寒暖差を感じることも多いため、現地での天候の変化には注意。

東京とウィーンの気温差を比べると、－2℃～＋2℃程度の気温差しかありませんので、ウィーンの空港到着時には、あまり寒暖差を感じないでしょう。

ザルツブルグの5月の気温の推移

ザルツブルグの5月の上旬・中旬・下旬の最高気温と最低気温

ザルツブルグ	最高気温	最低気温
5月上旬	21.0 (-1.0)	8.8 (-4.0)
5月中旬	20.8 (-1.9)	9.9 (-4.0)
5月下旬	26.2 (+2.2)	12.4 (-2.9)

上表はザルツブルグの5月の上旬、中旬、下旬の最高気温と最低気温で、（カッコ）内は東京との気温差を示しています。

ザルツブルグでは5月の上旬と下旬では、平均すると数℃程度の気温差しかありませんが、日ごとの変動が大きいです。週替りで15℃以上の気温差があるため、急激な気温の変化に注意。

ザルツブルグでは5月は最高気温と最低気温では10℃以上の気温差の日も多いですので、日中と朝晩で寒暖差を感じることが多くなるため、外出時には服装に注意。

ザルツブルグと東京の気温差を比べると、－1℃～－4℃程度の気温差があります。ザルツブルグでは気温がやや低くなる日もありますので、ザルツブルグ到着時には東京と比べやや寒く感じることが多いでしょう。

オーストリアの5月の天気

現地での旅行が充実した楽しい旅になるかどうかは、現地の天気の良し悪しに大きく影響されますね。

そこで、以下では、オーストリアの5月の現地の雨の状況を降水量の気象データで解説します。

最初に結論を言ってしまうと、オーストリアの5月の雨の状況は降水量は徐々に増え、降水日数はやや多いのが特徴。

オーストリアの雨・降水量の状況

オーストリアの降水量の年間推移

5月のオーストリア旅行の際には雨が心配ではないでしょうか？オーストリアの主要都市の降水量について紹介します。

グラフはウィーン、ザルツブルグ、グラーツの月別の降水量の年間推移を示しており、日本との雨の状況の違いが分かりやすいように、東京の降水量と比較しています。

年間を通してみると、オーストリアの主要都市の降水量は東京と同じく、徐々に増え始めます。

また、降水日数は都市により若干異なりますが、どの都市も13～17日程度となっていますので、一ヶ月の内の2日に一日程度は雨が降るということになります。

下記で各都市の降水量を詳しくまとめておきますので、旅行時の訪問都市の天候の予測にお役立てください。

オーストリアの5月の降水量

ウィーンの5月の降水量：64mm/月
ザルツブルグの5月の降水量：117mm/月
グラーツの5月の降水量：88mm/月
東京の5月の降水量：138ｍｍ/月

上記の通り、5月のオーストリアでは降水量は比較的少ないですが、降水日数は都市によってはやや多めです。

5月のオーストリア旅行の際には、大雨の心配をする必要はなさそうですが、小雨が降ることがあるため、折り畳み傘を一本持って行くことを忘れずに！

オーストリアの5月の気候

オーストリアの気候：西岸海洋性気候

オーストリアの気候区分は、国土の大部分は西岸海洋性気候（Cfb）です。

オーストリアの気候の特徴は、内陸国のため海流の影響は少なく、多くの都市は温帯気候に属しています。ただし、西部の山岳付近は高山気候になり、一方、東部の都市は大陸性気候になり比較的乾燥しているのが特徴。

ウィーンは北海道の北に位置する樺太島の中南部とほぼ同緯度になりますが、冬は氷点下になり、寒さが厳しいのが特徴。一方、夏期は比較的温暖冷涼で過ごしやすい気候です。

地域ごとの気候の特徴として、東部の山間部は降雪があり特に冬期は寒さが厳しくなり、オーストリア西部では大気が乾燥します。

それでは、オーストリアの5月の気候はどんな感じなのか？

オーストリアの5月の気候は、緯度が高いため、東京のように暖かくなる日は少なく、東京と比べ、気温がやや低くなるため、現地では少し寒く感じるでしょう。

そのため、5月にオーストリア旅行をする場合は東京などの都市で例えると、晩冬の季節と初春の季節が週ごとに入れ替わるようなイメージです。都市によっては小雨が降ることが多いため雨具の準備が必要です。

以下では、旅行出発前に注意したいことを含め、現地の気候に合った服装を詳しく紹介しましょう。

オーストリアの5月の服装

オーストリアの5月の服装選びのポイント

オーストリアの5月の服装はどのような感じなのか？

一日の寒暖差

ウィーン、ザルツブルグ、グラーツなどの主要都市では気温が高くなり始めますが、天気がよければ日中は暖かいですが、朝晩や夕方以降は気温がグッと下がります。

つまり、昼間と夕方以降の気温差である日較差が大きいため、外出時には夕方以降は寒くなることを予測して、上着を持って出かけることを忘れずに。

そのため、5月のオーストリアでは厚手の上着のような冬の服に、カーディガンやカットソーなどの春の季節の服の両方が必要になります。

防寒対策

週によっては急激な天候の変化の際に防寒具としても役立ち、雨や風を避けるため、フード付きの防水加工のマウンテンパーカーなどがあると便利でしょう。

さらに具体的には、脱ぎ着がしやすい上着にフリースやカットソーなど体温調整がしやすい服を合わせるのがおすすめです。

また、上着の中に着る服として、寒くなった時にはヒートテックにカットソー、さらにウールセーターなど重ね着をして体温調整をするのがよいでしょう。

雨対策

上で述べた通り、5月のオーストリアは各都市とも降水量はそれ程多くないですが、降水日数がやや多いため、天候が変わりやすく、小雨が降りやすいです。そのため、折り畳み傘や防水加工の上着などがあると安心です。