ワシントンD.C.の気候と季節について、年間の気温と降水量を中心に詳しく解説します。
ワシントンD.C.はアメリカ東部に位置している米国の首都です。
日本からはワシントンD.C.へは航空会社が直行便を就航させており、所要時間12時間半ほどで向かうことができます。
旅行や観光、ビジネスでの出張などでワシントンD.C.を訪問する方も多いことでしょう。
以下では、ワシントンD.C.の気候と季節について気象統計データ、グラフや表を交えて分かりやすく紹介します。
ワシントンD.C.の気候
- 都市:アメリカ合衆国 ワシントンD.C.
- 気候:温暖湿潤気候 (Cfa)
- 緯度:北緯38.85度
- 経度:西経77.03度
- 高度:標高5m
ワシントンD.C.は仙台とほぼ同緯度にあたり、気候区分(ケッペン気候区分)は日本の本州と同じく温暖湿潤気候です。アメリカ本土東海岸にあるヴァージニア州とメリーランド州に挟まれたところに位置しています。
ワシントンD.C.の年間の気温
上のグラフはワシントンD.C.の月別の月平均最高気温(℃)、平均気温(℃)、月平均最低気温(℃)の年間の推移を示しています。ワシントンD.C.と日本との気温の違いが分かりやすいよう、東京の平均気温を併せて比較しています。
ワシントンD.C.の年間の気温のポイントを下記にまとめておきます。
- 一年で最も暑い時期は6月~8月で平均最高気温は30℃~32℃程度
- 一年で気温が最も低い時期は1月で平均最低気温は-1℃~-2℃程度
- ワシントンD.C.は東京と同様に夏期は暑さが厳しく、冬は寒冷なのが特徴
- 気温の面で最も過ごしやすい時期は4月~5月、10月~11月
ワシントンD.C.の年間の降水量
上のグラフはワシントンD.C.の月別の降水量(mm/月)の年間の推移を示しています。日本との降水量の違いが分かるように、東京の降水量と比較しています。
ワシントンD.C.の年間の降水量の特徴について、下記にポイントをまとめておきます。
- ワシントンD.C.の年間降水量は1,014mm
- 降水量は年間を通じて平均的に降雨がある
- 真冬の時期(1月と2月)には氷点下になる日が多く降雪もある
ワシントンD.C.の年間の気象データ
最高気温 | 平均気温 | 最低気温 | 降水量 | |
---|---|---|---|---|
1月 | 6.7 | 2.6 | -1.6 | 75 |
2月 | 7.7 | 3.3 | -1.2 | 64 |
3月 | 14.0 | 9.0 | 3.9 | 91 |
4月 | 19.9 | 14.4 | 9.0 | 78 |
5月 | 24.9 | 20.0 | 14.9 | 101 |
6月 | 29.9 | 25.1 | 20.2 | 97 |
7月 | 32.2 | 27.4 | 22.6 | 93 |
8月 | 31.1 | 26.4 | 21.7 | 74 |
9月 | 27.5 | 22.9 | 18.2 | 95 |
10月 | 20.9 | 16.2 | 11.6 | 86 |
11月 | 14.5 | 9.9 | 5.4 | 83 |
12月 | 9.7 | 5.7 | 1.9 | 77 |
上表はワシントンD.C.の年間の気象データを示しており、月平均最高気温(℃)、月別平均気温(℃)、月平均最低気温(℃)、および月別の降水量(mm/月)を示しています。
ワシントンD.C.の季節
ワシントンD.C.の年間の季節について、春・夏・秋・冬の四季ごとの特徴を紹介します。
ワシントンD.C.の四季
- 春:3月~5月
- 夏:6月~8月
- 秋:9月~11月
- 冬:12月~2月
ワシントンD.C.の春
ワシントンD.C.の春は3月から5月頃までです。この期間は日中と朝晩の日較差があり気温差では10℃以上になります。そのため、ワシントンD.C.の春の時期には昼と夜の寒暖差が比較的大きいため服装には注意が必要です。
ワシントンD.C.の夏
ワシントンD.C.の夏の時期は6月頃から8月までです。この期間は東京と同じくらい気温が高くなり、特に7月は非常に暑く、しばしば酷暑になります。そのため、室内や公共機関などでは冷房がガンガン効いているため、屋内や車内は肌寒くなる程エアコンが効いていますので、薄手のカーディガンなどを持参すると良いでしょう。
ワシントンD.C.の秋
ワシントンD.C.では8月になると気温が下がり始め、9月から11月までが秋の時期になります。この時期は日本(東京)の秋の時期とよく似ており、10月になると朝晩は涼しく感じられ、11月になると晩秋の寒さを感じる日も多くなります。
ワシントンD.C.の冬
ワシントンD.C.の冬の時期は12月から2月です。冬の時期は東京よりも少し寒くなりますが、ほぼ同じような冬の季節になります。ノーイースターなどで寒波が襲来して、最も気温が低くなり寒さが厳しくなる時期のみ、厚手のコート、マフラー、手袋、ニット帽などの防寒具が必要になります。
冬の時期には降雪になることも多く、全米が大寒波で混乱するような事態になる時には、一時的に積雪になり非常事態宣言が発布されることもしばしばあります。そのため、真冬の時期はブーツなどの防寒具が必要な日もあります。
ワシントンD.C.のベストシーズン
ワシントンD.C.を旅行する場合、旅行に最適なベストシーズンは4月~5月、10月~11月で、12月から2月までの冬の時期は日本の本州と同じくらい寒冷で、この時期に旅行へ行く場合は、日本と同じ冬物の服装で問題ないでしょう。
夏の時期は直射日光が強いため、晴天の場合に外出時間が長くなる場合は紫外線対策や日焼け対策が必要です。薄手の長袖シャツや帽子などで首や腕を日焼けから守りましょう。肌が弱い方などは日焼け止めクリームなどを利用すると良いでしょう。
ワシントンD.C.旅行の装い
春のワシントンD.C.旅行
3月になると冬の寒さが緩み始め、少しづつ春の気配を感じます。そして4月になると、季節の節目を感じさせるくらい気温が上がり春めいてきます。ただし、日中は暖かい日が続いたとしても、朝晩は気温が下がり肌寒くなりますので、薄手のパーカーやカーディガンなどの温度調節がしやすい服装がよいでしょう。
また、5月になると平均気温は20℃を越える日が多くなりますが、日中の寒暖差は10℃程度あります。そのため、5月は日中にはTシャツでも過ごせる日があるかもしれませんが、長袖シャツや薄手のニットやパーカーがあると安心でしょう。
夏のワシントンD.C.旅行
6月になると更に気温が上昇し、本格的な夏の時期に突入します。ワシントンD.C.の夏の時期は日本と同じように高温多湿になり、日中は気温が非常に高くなり蒸し暑くなります。そのため、夏の時期は半袖とハーフパンツあるいはショートパンツなど風通しの良い服装が快適でしょう。
秋のワシントンD.C.旅行
9月から11月までがワシントンD.C.では秋の季節とされています。10月から11月頃までが最も過ごしやすい時期になり、旅行のベストシーズンになります。長袖シャツに薄手のパーカーやライトダウンジャケットで快適に過ごすことができます。特に、この時期は暑い夏の時期から一気に気温が下がる時期ですので、日中と朝晩の気温の日較差に気をつけましょう。
冬のワシントンD.C.旅行
ワシントンD.C.の冬の時期は日本の冬の季節の装いと同じで問題ありません。冬物コートやダウンジャケットがあれば十分でしょう。また、ノーイースターと呼ばれる大寒波に見舞われると、一時的に極寒になりますので、1月と2月の最も寒くなる時期には、マフラー、手袋、ニット製の帽子などの防寒具を持参したほうがよいでしょう。
屋内はヒーターで暖かく、屋外は極寒のため、室内外の気温差で体調を崩さないように防寒具の対策は重ね着で対応するのが良いでしょう。ボトムスは厚手の生地のものであれば底冷えを防ぐことが出来ます。
ここまで、ご覧頂きありがとうございます。
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