ワルシャワの気候と地理概要
- 気候:西岸海洋性気候(Cfb)
- 緯度:北緯52.15度
- 経度:東経20.95度
- 高度:標高106m
ワルシャワの天気(気温と降水量)
ワルシャワの気温
- 春:4月~5月
- 夏:6月~8月
- 秋:9月~10月
- 冬:11月~3月
ワルシャワはバルト三国の南、ドイツの東に位置するポーランドの首都です。ワルシャワは北海道の北に位置する樺太島の北部エリアとほぼ同じ緯度に当たり、夏は温暖で冬は寒さが厳しいのが特徴の西岸海洋性気候(ケッペン気候区分)です。ワルシャワは大陸性気候とバルト海の海流の影響を受けた海洋性気候の両気候の影響を受けています。
ワルシャワの春は4月から5月とされており、春とは言っても4月の平均気温は10度以下のため日本の3月頃に相当します。5月から夏の時期には平均最高気温と平均最低気温の気温差は10度程度あります。
ワルシャワの夏の時期は6月中旬から8月までです。東京と比べると平均気温は4度~7度程度低くなり、夏にしては温暖で冷涼な気候になります。真夏に当たる7月と8月の平均最高気温は23度から25度程度ですが、年によっては一時的に最高気温が35度以上に上がることもあります。一方で、真夏の時期でも最低気温が10度以下になる日も多く、特に朝晩は涼しくなる日も多くなります。
ワルシャワの秋は9月から10月までとされています。9月になると急激に気温が下がり始め、秋の気配が深まり、朝晩は涼しく感じられる日が多くなり、東京の11月頃の季節に似ています。そして、10月になると東京の冬(12月)と同じくらいの気温になり冷え込みます。
ワルシャワの冬は11月から翌3月までの5ヶ月間と長いです。この時期は平均気温でさえ氷点下の日が多く、気温が最も低い時期は1月と2月で、平均最低気温はマイナス4度程度まで下がります。冬期には厚手のコート、マフラー、手袋、ニット製の帽子、ブーツなどの全ての防寒具が必須です。
ワルシャワの降水量
ワルシャワの年間の天気のまとめ
- 一年で最も暑い時期は7月と8月で平均最高気温は23度~25度程度
- 一年で気温が最も低い時期は1月と2月で平均最低気温は-4度程度
- ワルシャワでは夏期は温暖冷涼で冬は寒さが厳しいのが特徴
- 気温の面で最も過ごしやすい時期は比較的温暖な5月から9月の季節
- 年間を通して降水はありますが降水量は多くなく、年間降水量は530mm
ワルシャワの気温と降水量の統計データ
最高気温 | 平均気温 | 最低気温 | 降水量 | |
---|---|---|---|---|
1月 | 1.0 | -1.9 | -3.9 | 26 |
2月 | 2.1 | -1.0 | -3.6 | 28 |
3月 | 8.3 | 2.7 | 0.1 | 31 |
4月 | 15.1 | 8.6 | 4.5 | 33 |
5月 | 19.9 | 14.2 | 9.5 | 54 |
6月 | 23.1 | 16.8 | 12.9 | 67 |
7月 | 25.5 | 19.1 | 15.1 | 71 |
8月 | 24.9 | 18.3 | 14.3 | 63 |
9月 | 19.4 | 13.4 | 9.9 | 50 |
10月 | 12.3 | 8.5 | 4.6 | 31 |
11月 | 7.3 | 3.3 | 2.2 | 39 |
12月 | 2.8 | -0.7 | -2.1 | 35 |
ワルシャワへの旅行前のチェックポイントと服装
ワルシャワを旅行する場合、旅行に最適なベストシーズンは5月~9月です。ポーランドの緯度は高いため、夏の時期は日照時間が比較的長く、日没が夜間になることも多いです。逆に、冬の時期は日照時間が短くなります。
冬の時期(12月、1月、2月)にワルシャワを旅行する場合は、東京では考えられない極寒の季節になりますので防寒対策が必須です。特に、一年の内で最も寒さが厳しい1月と2月には氷点下5度以下になる日も多くなります。過去にはマイナス30度程度になったこともあります。
ワルシャワを旅行する場合の服装
4月~5月
4月になると冬の寒さが緩み始め、少しづつ春の到来を迎えます。5月になると季節の節目を感じさせるくらい気温が上がり春めいてきます。ただし、日中は気温が上がり暖かく感じたとしても、朝晩は気温が下がり日本の真冬のように寒くなりますので、ダウンジャケットなどの暖かい服装が必要になります。
6月~8月
6月になると気温が上昇し平均気温は18度程度になり、夏の始まりを予感させます。7月からは本格的な夏になり、平均気温は20度前後まで上がりますので、晴れていれば日中は温暖に感じられる日も多くなります。晴天の日の日中は半袖シャツ一枚でも快適に過ごせるくらい、暑くなる日もあります。
一方、平均最低気温は14度から15度程度ですが、朝晩や降雨が続く日は涼しく感じる日もあります。そのため、普段は長袖シャツで過ごしますが、薄手のダウンジャケットなどで荷物にならない冬服を一枚くらいは用意して出発しましょう。
9月~10月
9月になると気温が下がり始め、一気に秋の季節に突入します。ワルシャワでは9月頃までは旅行シーズンになりますが、平均最低気温は10度を下回ります。そして、10月になると東京の真冬並みの気温になりますので、ダウンジャケットやコートなどの冬の装いが必要です。
11月~3月
ワルシャワの冬の時期は極寒の季節になりますので、厚手のコートやダウンジャケットが必須です。また、1月や2月の極寒の季節は、緯度が高いため日照時間が短く、底冷えする日が多くなりますので、外出するときにはマフラー、手袋、ニット製の帽子、ブーツなどのありとあらゆる防寒具が必須です。
屋内はヒーターで暖かく、屋外は極寒のため、室内外の気温差で体調を崩さないように防寒具の対策は重ね着で対応するのが良いでしょう。厚手の上着の下にはニットやダウンベストなど暖かい服を着て、ボトムスは厚手の生地のもの、あるいはズボンの下に履くタイツやパッチなどを用意しておくと底冷えを避けられます。
ここまで、ご覧頂きありがとうございます。
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