ボストンの気候(年間の気温・降水量)と季節(四季)

ボストンの気候と季節について、年間の気温と降水量を中心に詳しく解説します。

ボストンはアメリカ東部に位置している米国で最も歴史的な主要都市です。

日本からはボストンへは各航空会社が直行便を就航させており、所要時間13時間弱で向かうことができます。

旅行や観光、ビジネスでの出張などでボストンを訪問する方も多いことでしょう。

以下では、ボストンの気候と季節について気象統計データ、グラフや表を交えて分かりやすく紹介します。

 

ボストンの気候

  • 都市:アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 ボストン
  • 気候:亜寒帯湿潤気候(Dfa)
  • 緯度:北緯42.37度
  • 経度:西経71.03度
  • 高度:標高6m

ボストンは北海道の苫小牧とほぼ同緯度に当たり、日本の北海道の気候区分(ケッペン気候区分)と同じく亜寒帯湿潤気候です。

ボストンの年間の気温

上のグラフはボストンの月別の月平均最高気温(℃)、平均気温(℃)、月平均最低気温(℃)の年間の推移を示しています。

ボストンと日本との気温の違いが分かりやすいよう、東京の平均気温を併せて比較しています。

ボストンの年間の気温のポイントを下記にまとめておきます。

  • 一年で最も暑い時期は7月で平均最高気温は28℃程度
  • 1月~2月の冬の時期の平均最低気温は-5℃程度まで下がる
  • ボストンは東京と同様に夏期は高温多湿で、冬は寒さが厳しいのが特徴
  • 気温の面で最も過ごしやすい時期は5月~6月、9月~10月

ボストンの年間の降水量

上のグラフはボストンの月別の降水量(mm/月)の年間の推移を示しています。日本との降水量の違いが分かるように、東京の降水量と比較しています。

ボストンの年間の降水量の特徴について、下記にポイントをまとめておきます。

  • ボストンの年間降水量は1,116mm
  • 年間を通して雨の状況は季節に関係なく平均的
  • ボストンの年間降雪量は104cm
  • 真冬の時期(1月と2月)は降雪日も多くなる

ボストンの年間の気象データ

最高気温平均気温最低気温降水量
1月2.7-1.5-4.986
2月3.40.0-4.879
3月8.03.6-0.3114
4月14.19.15.295
5月20.114.510.992
6月24.220.015.597
7月28.323.119.487
8月27.122.418.686
9月23.318.414.988
10月17.112.39.1100
11月11.27.23.5101
12月6.11.6-1.294

上表はボストンの年間の気象データを示しており、月平均最高気温(℃)、月別平均気温(℃)、月平均最低気温(℃)、および月別の降水量(mm/月)を示しています。

 

ボストンの季節

ボストンの四季

  • 春:3月中旬~6月中旬
  • 夏:6月中旬~8月
  • 秋:9月~11月
  • 冬:12月~3月

ボストンの春

ボストンの春は3月中旬から6月中旬頃までです。この期間は日中と朝晩の寒暖差があり気温差では10℃くらいになります。そのためボストンの春の時期の服装には注意が必要です。

ボストンの夏

ボストンの夏の時期は6月中旬頃から8月までです。この期間は東京と同じくらい気温が高くなり非常に暑く、しばしば酷暑とも言うべき暑さに見まわれます。

そのため、室内や公共機関などでは冷房がガンガン効いているため、逆に室内は寒くなりますので、薄手のカーディガンなどを持参すると良いでしょう。

ボストンの秋

ボストンの秋は9月から11月までです。10月中旬頃までは東京と同じくらいの季節で比較的温暖ですが、10月中旬以降は急激に秋めいてきます。そして朝晩は涼しく感じられたり、11月中旬以降は冬の寒さを感じる日も多くなります。

ボストンの冬

ボストンの冬は12月から3月中旬頃まで続きます。この時期の寒さは強い風の影響もあり非常に寒く感じます。厚手のコート、マフラー、手袋、ニット製の帽子などの防寒具を持っていきましょう。

そして、真冬は東京よりも気温が下がり、1月と2月には雪が降る日も多くなり冷え込みが厳しくなります。ボストンの真冬の時期(1月~2月)の平均最低気温は氷点下になり-5℃前後まで下がり、朝晩の冷え込みが最も厳しくなる季節です。

年平均積雪量(積雪の深さ累計)は104cmで、積雪量としてはそれ程多いわけではありませんが、年により「ノーイースター」と呼ばれる極寒をもたらす北極からの低気圧により積雪量が50cmを超えるような大雪になることもありますので注意しましょう。

ボストン旅行のポイント

ボストンを旅行する場合、旅行に最適なベストシーズンは5月~6月、9月~10月で、12月から2月までの冬の時期は日本の東北地方や北海道と同じくらい寒さが厳しくなりますので、この時期に旅行へ行く場合は防寒具が必要になります。

冬の時期(12月、1月、2月)にボストンを旅行する場合は、雪が降る日も多くなりますので防寒対策が必須です。特に、一年のうちで最も寒さが厳しい1月と2月には氷点下になる日が多くなりますので、気温も東京よりも低く、風が強い日は実際の気温以上に体感温度は低くなるのがボストンの冬の時期の特徴です。

ボストンの季節ごとの装い

春のボストン旅行

3月中旬頃から冬の寒さが緩み始め、少しづつ春の到来を迎えます。そして4月になると、季節の節目を感じさせるくらい気温が上がり春めいてきます。ただし、日中は暖かい日が続いたとしても、朝晩は寒くなりますので、薄手のニットやカーディガンなどの温度調節がしやすい服装がよいでしょう。

また、5月になると平均最高気温は20度を越える日が多くなりますが、日中の寒暖差は10度近くあります。そのため、5月は日中は長袖Tシャツでも過ごせる日があるかもしれませんが、上に羽織る薄手のニットやパーカーがあるとよいでしょう。

夏のボストン旅行

6月中旬頃から更に気温が上昇し、本格的な夏の時期に突入します。ボストンの夏の時期は日本と同様に高温多湿で、高い緯度の割には気温が高くなり、雨も比較的多いため蒸し暑くなります。そのため、夏の時期は半袖とショートパンツなど風通しの良い服装が快適でしょう。

秋のボストン旅行

9月下旬頃から11月初旬頃までがボストンでは最も過ごしやすい時期になり、旅行のベストシシーズンになります。長袖シャツに薄手のパーカーやライトダウンジャケットで快適に過ごすことができます。特に、この時期は暑い夏の時期から一気に気温が下がる時期ですので、日中と朝晩の気温差に気をつけましょう。

冬のボストン旅行

風も強く寒さも東京よりも厳しいボストンの冬の時期は厚手のコートやダウンジャケットが必須です。また、1月や2月の時期は降雪の日が多くなりますので、マフラー、手袋、ニット帽、ブーツなどの防寒具も必要になります。

屋内はヒーターで暖かく、屋外は極寒のため、室内外の気温差で体調を崩さないように防寒具の対策は重ね着で対応するのが良いでしょう。厚手の上着の下にはニットやダウンベストなど暖かい服を着て、ボトムスは厚手の生地のもの、あるいはズボンの下に履くタイツやパッチなどを用意しておくと底冷えを避けられます。

ここまで、ご覧頂きありがとうございます。

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